曲がり角のあなた…6（ＳＷ結末編） (ページ14)

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＊93＊　シウォンページ14

～ＹＲ side ～

やっぱりAの出した答えはシウォンだったみたいねっ(^^;;

ヒョクには悪いけど、私はそうじゃないかって思ってた。

なぜって？

これは女の直感としてしか言いようがないんだけど、、、

この間集まった時のAの様子からして、きっと答えははもとさやのシウォンなんだろうなって気がしたから…

EH『これが聞きたかったんだろっ？』私の目の前でふかぁ～いため息をつくヒョク。

YR『ヒョクじゃなかったって事は、、、Aの答えはやっぱりシウォン？』

すると乾いた笑いで、

EH『ドンへの答えも聞かずにシウォンって言い当てるなんて…ユラ、、、お前、Aから何か聞いてたんだろっ？(ーー;)』

YR『ううん、Aには今から会いに行くの。あれから一度もあってないし、話してもないわよ。

これは私の勘かな？っていうか希望。

だって6年前、私が余計な事しなければ今頃あの2人が一番に結婚してたかもって、、、心の片隅でいつも思ってたからさっ…』

EH『罪の意識ってやつ？(笑)』

YR『まぁ～ね。私はAが一番きっつい時期を知ってるからねっ(⌒-⌒; )』

～ＥＨ side ～

EH『一番キッツイ時期って？』

そう聞き返すと、

YR『私、5年前Aが何も言わずに日本に帰ってきた時会ってたの。
あの時のAは見ていられたなかった。2人の手を離したのは自分なのに、その事を一番後悔してたのもAだった。
あの時の私はヒョクの事が気がかりで、Aの気持ちをちっとも考えもしないで、かなりきつい言葉を言っちゃったから･･･』

EH『何言ったんだよ。』

YR『卑怯だって。2人のことを真剣に考える為に距離を置いたなら、ちゃんと2人と向き合って返事出せって･･･そうじゃないとヒョクもシウォンもAから離れられないってガツンとね(^_^;)。
でもあの子、私の言葉に大粒の涙をこぼしながらこういったの。』

そういうと俺の瞳をまっすぐに見つめるユラ。

YR『どちらかひとりなんて選べない。だったら2人から永遠に離れるしかない。って…
あの時は確実にAの心の中にはヒョクがいたのかも･･･

でも私、あの時ほど、自分がした事を後悔したことなかったの。
私がAから色んな物を奪ったようで苦しかった。

けど、今はこう思ってる。

色んな事があったからこそより、あの2人を結ぶ赤い糸は太くなってる。ってね…

そして赤い糸でつながってる2人っていうのは、どんなことがあっても結ばれる運命なんだってねっ…』