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目が覚めたのは朝方5時。
8時に起きれば間に合うから、まだ3時間は寝れるけど・・・
汗ばんだ体が気持ち悪くて。
一旦シャワーをしようか、と布団から立ち上がる。
出来れば覚めたくなかったな、
Aを抱いた時の感覚は、今でもしっかり思い出せるのに・・・
シャワーをする前に、SNSを開くと。
Aを検索したまま眠ってしまっていたから、
Aのプロフィール画面が1番に飛び出してくる。
「・・・・躊躇ってても、ダメか・・・」
あくまで友人としてね。
この気持ちは胸の奥深くにしまっておくから。
許してくれるよね？
せっかくAとこうして再会できた
この機会を逃したくない。
どんな形でも僕の人生に、Aは必要。
フォローのボタンを思い切って押すと、メッセージ画面を開く。
「あ、さ、は、や、く、に、ご、め、ん・・・っと」
これを読んだら、Aはなんて返してくるだろう？
《朝早くにごめん。見つけたのでフォローしてみました。
気まずかったら、フォローはしなくていいよ！笑
昨日はありがとう、また会えて嬉しかった。
また友人として、ご飯でも行こう！》
.
.
.
「ユノヤ〜、携帯気にし過ぎだけどどした？笑」
ドラマ撮影の間、マネージャーから声をかけられる。
「え、そんなに見てるかな？」
「2〜3分に一回は見てるよ、どした？」
「いや、なんもないけど・・・」
いや、なんもある。
Aのアカウントは、多分アカウント設定の問題だと思うけど
既読とか出ないし読んでるのかも分からない。
それに、Aが僕をフォローしてないのは明らかだし。
でも、ストーリーズが更新されてる・・・
むむむむむむ・・・・・
「芸能人のアカウントって、メッセージ拒否設定とかあるの？」
「あるよ？どした？アンチメッセージか？」
事務所として早急に対応するぞって
マネージャーは意気込んでるけど。
ちがう、そうじゃないんだよ。
Aから、返事が来ない。
続く (更新停止中)
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作者名：micky!!
| 作成日時：2023年6月20日 2時
