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8年振りに触れたチャンミンのお顔。
相変わらず綺麗なお肌だなぁ。
「ここをこんな感じでのせてください！
チャンミンさんみたいに目がくりっとしてる方は更に際立つというか…」
現場のスタッフさんに説明しながら、チャンミンのお肌に触れると
くすぐったそうにチャンミンが笑う。
「なーにー」
「なんか、なつかしいなって。
Aちゃん。昔メイクさんでついててくれた時」
「ねー、なつかしいね！今何歳？」
「35…Aちゃんも変わらないでしょ」
「へへ、そうでした」
やっぱり、何歳になってもアイドルなのね。
お肌に気を使って…
奥さんが食事に気を使ってくれてるのかな？
「Aちゃん、その…Aちゃんは、子供は？」
あら、チャンミン。
気になるの？
・・・後でユノに話すのかな？
「私？いないいない！赤ちゃんかわいい？」
「いやーほんとに可愛い。最近自分の手を見つけてずっと見てる」
「あははっ！可愛すぎる〜。後で写真見せてね♪」
離婚したんだって、私から訂正すれば
チャンミンはユノに言う？
そしたらユノは、どうするっていうの。
ユノだって彼女がいるかもしれないのに。
それに、ユノとの未来はあの時諦めたじゃない。
「あ、鼻筋にはこのパウダーのせてください！
チャンミンさんはお鼻高いけど、高くない方でもこれのせれば結構高く見えるから…」
チャンミンを囲むようにして見てるメイクさんたちにそう伝えると、
みんな真剣にメモを取ったり、頷いて聞いていたり。
私もこんなふうにみんなに教える立場になれたんだあって実感が湧いて。
パウダーをのせようと鏡越しにチャンミンを見た時。
一気に心拍数が上がる。
鏡越しに目が合ったんだ。
・・・ユノ、久しぶりだね。
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作者名：micky!!
| 作成日時：2023年6月20日 2時
