Getting back together~yunho~ (ページ12)

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しばらく考える。

チャンミンの口から出るその名前、
他に思い当たる人はいなくて。

「Aちゃんって、A？Aって、A？？？」

『そうだよ。会ったし、お祝いも貰った。
Aちゃんまだメイクさんしてたのかと思ったけど
調べてたらめちゃくちゃSNSで有名人になってて…』

その後チャンミンは、珍しくペラペラと話してたけど。

頭の中は

Aと会う？

今から？

タイムリーすぎて、こんなことあるのか？と

なにかの導きなのか？

いやでも、僕はそう言うのは信じてないし…

なんて。
ぐるぐるぐるぐる巡る考え。

『とにかく！はやく来て。』

「早くって言ってもトラック退かさないと僕ら通れなくてね？チャンミン？」

『はやくっ』

ブチッ
と切れた電話。

チャンミンももしかして少し気まずいのかもしれないなぁ。

「チャンミンがなんて？」

「んーん。ねぇ、今日Aさんと仕事なの？」

「うん。その人とコラボしてて今日いらっしゃるって
聞いてた感じだと、もしや知り合い？」

「…そうだよ」

本当にこんなことあるのか…

恥ずかしいな。

気づかれたくない。

まだ忘れてないって、気づかれたくないな。