Stare at only you2 (ページ7)

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秘書課7 ページ7

「A行こう」

「うん」

Aが作ったお弁当を持ちAの手を取りドアを開けるドンへ

朝の甘い行為の後、久しぶりのドンへとのデート

「A本当に公園でいいの？」

「うん」

「ん…オシャレなデートじゃなくていいの？」

「うん、このお弁当食べて木陰で寝転んで…ドンへは、そーゆーの嫌？」

「ううん、いいよ！Aとだったらどこでもいい」

「ふふっ…ドンへったら」

Aの笑っている顔を見るとドンへもニッコリ笑いアクセルを踏み
車は走り出した。

大きな公園に着き大きな木の下へ座る

「あー、気持ちいい～」
と寝転ぶドンへ

青々とした木の間から光が漏れてキラキラしている。
爽やかな風も吹いている

ふと見上げるとAの栗色の髪が風に揺れている

ドンへはAに膝枕をする

「あ、ドンへ…」

「Aのここ気持ちいい」

「ん、もう…」
と言いながらもAも喜んでいる

ドンへのサラサラの前髪を撫でるA
ドンへはじっと目を閉じる

すると、ドンへの足に何かが当たった

「あ…っ」
と小さな声をあげたA

ドンへも頭を少しだけ上げ足元を見ると５歳くらいの男の子がドンへの足元のボールを取ろうとしていた

ドンへは起き上がりボールを
「はい」
と男の子へ手渡す

「ありがとう」
とボールを受け取る男の子

小さな子供を見てつい口元がニッコリしてしまうドンへとA

「ミンジュン！ミンジュン…」と母親らしき人が近づいてくる

「あの…すみませ…」
と言った所で止まる母親

「あっ…」
Aの隣りのドンへの小さな声が聞こえた

「あっ…あの…すみませんでした…」
と謝る母親

「い、いえ…」ドンへの言葉の後に

子供の背中に手を当てて
「ミンジュン、行くわよ」と歩いて行く母親

そんな母親と男の子の背中を見つめるドンへ

Aはさっきのドンへの小さな「あっ…」と今の態度で全て悟ってしまった

２人が見えなくなるとAの膝枕で目を閉じるドンへ

Aは少しの間黙ってドンへの寝顔を見つめる