Stare at only you2 (ページ15)

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ガヤガヤとあちこちで話し声が聞こえてくるパーティー会場

Aは社長について回り日本企業のお客様と社長の通訳をしている

そんな Aをシャンパンを持ちながら目で追うシウォン

隣りにいたリンが
「そんなにオンニが気になりますか？わかりやすいですね、専務の片思いですか？」

「…今のところは…でも諦めません」

「……オンニに彼がいてもですか？」

「はい」

シウォンの返事に俯くリン

「彼女に結婚を申し込みました」
シウォンの言葉に

「えっ⁈」と驚くリン

「君も幸せになってください」とシウォンが言うと会場内を歩いて行ってしまった

「お疲れさまでした」
お客様を見送り、シウォンがリンとAに向かって言う

「ヌナ、この後少しだけつき合ってください」

シウォンの誘いにリンを見て
「いえ、遅いので帰ります」と言うと

「オンニ少しだけお付き合いされたらどうですか？」とリン

「え…」

「私はお先に失礼します」とリンは帰ってしまった

「ヌナ、行きましょう」

「でも…」

「一緒にバーに行って下さい。友達が来ているので、少しだけおつきあいをお願いします」

「でも…」と言っている間にAの肩に手を置きエレベーターのボタンを押すシウォン

エレベーターを降りるとバーへと入って行くシウォンの後ろを歩くA

バーの奥は、個室になっている

シウォンが
「お待たせ」と扉を開ける

入口の所で立ち止まっていた Aの腰に手を回して部屋の中へ入ると

「ドンへ僕の片思いの彼女です」
とシウォンがAを紹介する

シウォンの言葉に(えっ？)とAがシウォンの顔を見てから目の前を見るとドンへと目が合った