僕のワンダーランド【ジャックハート】 (ページ4)

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トランプが3枚ページ4

私は急いでジャックの元に向かった

アディー「ジャックー！お待たせ！」

私が行くと白いテーブルクロスの上に紅茶とお菓子が沢山置いてあった

アディー「美味しそう」

JH「そりゃそうだよ！僕が魔法で出したお茶にクッキーだもん！
さ！食べよ！」

アディー「じゃあ、頂きます」

ジャックが出してくれるクッキーはいつも美味しい

JH「アディーは魔法は使えないの？」

長年一緒にいるのに何で今更疑問に思うのかしら笑

アディー「使えないわよ
他のトランプと同じ
魔法を使えるのはジャックと女王様だけ」

JH「へー」

ジャックはあまり興味がなさそうに返事をした
私は一番近くにあった水色のアイシングがかかったクッキーを口にした

アディー「やっぱり甘いものは幸せになるわ」

JH「アディー！？」

はー、幸せって思った瞬間、視線がどんどん低くなってテーブルが大きくなっていた

アディー「ジャック、もしかして私、、」

JH「あはは、ご察しの通り小さくなってるね笑」

アディー「ジャック！もう、どうしてくれるの！」

JH「うーん、僕のせいじゃないし
僕はそんなクッキーはだしてないよ
ここはワンダーランドだよ？
なんでもアリだからね～」

それは私だって分かってるけど、これじゃ仕事が出来ないじゃない
でも、戻し方も分からないし、、

アディー「はぁ、仕方ないわ
ジャック女王様のところに連れて行って説明するわ」

JH「はーい！
では、お嬢さんこちらへ」

ジャックが小さくなった私に手を差し伸べてくれた
もちろん手を取るのではなくその上に乗り、手からジャックの肩の上に座った
ふと、肩の上からジャックの顔を覗き込んだ

ジャックって、よく見たらかなり顔整ってるわね

私がガン見してると、ジャックと目が合ってしまった
恥ずかしくなって思わず目をそらしてしまった

JH「なーに、僕の顔みてるの？惚れちゃった？笑」

アディー「ジャックこそ私に惚れてるんじゃないの？笑」

そう返すとジャックは一生固まり、少し考えて、赤くなり首を振った

アディー「ジャック？」

JH「な、何！？」

アディー「何、そんなに悩んでるの？」

JH「何でもないよ！気にしないで！」

アディー「そ、そう」

何かモヤモヤしたものが残りながら私達は女王様のところへ向かった