金木犀―3― (ページ4)

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4　プレゼント　GS ページ4

GS―

人気って言うのはありがたいものだ
忙しいって言うのはありがたいものだ

お陰で彼女の事を思い出す暇がなくなる
ってこうして話してる今も彼女の事を思い出してるんだけどね

SE「ヒョンーこれなんでとぅか?」

部屋の掃除をしてたらセフンが「手伝いまとぅよー」って入ってきた

「あー・・それは」

あの日、彼女に渡そうと思ってたプレゼント

捨てる事なんてできず部屋の見えない所に置いていた

中身は時計

一緒に散歩した時に可愛いって言った物

茶色か迷ったけど、白の方が似合いそうだったから白を買った

「セフン、それあげようか?」

SE「え！いいんでとぅか！？」

どうせもうあげる事もできないし…

KI「だーめ」

SE「ちょ！なんでとるんでとぅか！」

いつの間にか部屋にカイが戻っててセフンからその箱を取り上げてた

「いいよ、カイ。それセフンにあげたものだし」

SE「ほら、そうでとぅよ！返してくだたい！」

KI「セフン、それよりさっきルハンヒョンが呼んでたよ?」

SE「え！ちょっと！それを先に言ってくだたい！」

そういってすごいスピードで部屋から出て行った

KI「ん、」

「いいよ、セフンがいらないならカイあげるよ」

KI「はぁー…じゃあ預かっとくから。返してほしい時言って」

「そんな日来ないよ」

KI「いいから。ヒョンに持たせておいたら捨てそうだし」

失礼な…

捨てないよ。

未練があって捨てれないよ

KI「ヒョン、忘れられない事は悪い事じゃない。けど無くそうとしたらダメだよ」

そういって部屋から出て行った

「もう3か月たつのに」

無くしたら楽だろうけど

今無くしたら穴が開く

「あーあ…掃除進まない。」