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��私の初恋 ページ6
「今日帰り用事あるからまたねー」
そういっていつもの所へ向かう
私だけの場所
下宿先の近所にある小さな公園のベンチ
一人でゆっくり考え事をしたいときはいつもここに来る
帰り道のカフェのコーヒーを持っていつも通りここに座る
今まで好きな子はいた
だけど好きだと言われたらなんで好きだったんだろうとか思っちゃって冷めてた
今考えるとほんと失礼なやつだよね…
だからあまり話したことがなくて少し遠いくらいの子が好きだった
例えばー…同じ部活の違う学校の子とか?
試合とか練習試合でしか会えないから目があった‼
とか小さいことでドキドキしてるのが好きだった
片思い気質なのか恋愛下手なのか
そんな事考えながら深呼吸したら懐かしい香りがした
「何の匂いだっけ…これ…あ、金木犀だ」
金木犀の香りが初恋を思い出させる
私の初恋…あれは幼稚園の時だったかな
半年だけ一緒の幼稚園だった男の子
家が近所でー…一つ上の…
名前は…なんだったっけ…
だめだ…顔もはっきり出てこない
ただ、これは…はっきり覚えてる
きれいな目ときれいな声の男の子
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作者名：ど | 作成日時：2014年2月3日 2時
