36 空港 GS ページ36
GS―
中国の空港にもたくさんのファンがいた
いつも通りもみくちゃにされながらやっとの思いで飛行機に乗る
飛行機に乗ってる間は車よりは心地よく寝れるからいつも寝てる
中国から韓国は寝てたらあっという間ですぐ韓国についた
僕たちは空港から出るとき
少しでもけがとかトラブルから避けるために何人かは少し変装して
ファンが他のメンバーに注目してる間に違う出口から出たりする
今日は僕とクリスヒョンとベク
3人って言っても3人一緒に動かず別々にささっと行動するんだけど
ここから普通に出ていくメンバー達とは宿舎までお別れだ
「じゃあ頑張って、またあとでね」と一言言って
さっと案内された部屋に行って着替える
普通のジーンズにシャツに紺のコートに帽子をかぶってマスクをする
本当に普通の大学生みたいなかっこう
これが案外ばれない
この時はいつも
普通の大学生になった気分になる
空港にも旅行へ行くのか帰ってきたのか同年代の大学生っぽい団体とすれ違う
けど僕は普通に大学生をして旅行をしてっていう人生を選ばなかった
だから今こうして歌手としてアイドルとしているんだけど
やっぱりちょっとうらやましいなって思う
にしてもやっぱりすごい人だな
2階からふと下を見て思う
にしても…僕とベクはまだしも…
クリスヒョン目立つ‼
KR「この服は俺のスタイルじゃない」
とか言いながらいつも乗り気なクリスヒョン
GS「仕方ないですよ。にしても…ヒョン目立ちますね…」
ｷｬｱｱｱｱｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ｷｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｰ!!!!!!!!!!
僕たちが出ようとしたとき向こうからすごい声援が聞こえてくる
「始まったか…」
残りの9人が腕を組またり写真を撮られたりしてる中
僕は一人静かに車へ向かう
ベクは誰にもばれず上手く車に乗れたって連絡が来た
クリスヒョンはー…っと思って周りを見たら離れたところに外国人の団体がいて
上手くその中に紛れてた。いや、え?なんか仲良く話してるし…
とにかく…
ばれてないみたい
空港のお店とか久しぶりに入りたかったけど危ない橋は渡らないタイプだ
僕も早く車に向かおうと思った
丁度…その時だった
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作者名：ど | 作成日時：2014年2月3日 2時
