2017.11.＊＊ ページ39
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岩「Aってさ、心因的な物を抱え始めると痩せるよね」
「え？痩せた？」
岩「ん〜、顔から痩せていくタイプなのかな？」
呼吸を整えている私のフェイスラインを撫でながら、息なんて一つも上がっていないような剛典が悲しそうな声でそう言った
今、私たちは某ホテルの上層階の角部屋にいる
加藤さんの尽力によってようやく二人で会うことが出来た
二人きりなんて.....一体いつぶりになるだろう
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「私って意外にナイーブなんだね」
岩「自分でそれ言う？笑」
あ、良かった。
笑ってくれた事に安堵して、剛典の首元に顔を埋めながら目を閉じた
岩「体調はどう？最近、病院へは行った？」
「ん〜、行った。手術の話が出た」
眠たくなってきた私の返事は素っ気ないものになってきた。しょうがない。だって眠いんだもん
岩「え！？手術！？！？」
ひどく驚いた剛典がくっついている私を引き剥がした。あぁ、やっと眠れると思ったのに.....眠い
岩「え？俺、そんな話聞いたっけ？え？っていうか、そんなに悪い状況なの？！？ねぇ！！？」
激しく私の肩を揺らして、眠りそうな私を叩き起こす。まぁ確かに、急に手術なんてワード出されたらビックリするのも無理はない。
私は眠たい目を擦って剛典を見た
冷静な顔をしようとしているけど、生唾を飲み込んだり喉が上下にせわしなく動いているところから彼の心情がうかがえる
「＿＿＿＿＿言ってなくてごめん。診断うけた時から手術の話はあったんだけど.....とりあえず投薬で様子を見て、それでも支障が出たり今後の事を考えるなら手術した方が良いって言われてて....」
岩「＿＿＿＿＿今後の事、って....？」
瞬きをくりかえしながら、私をジッと見つめ続ける剛典
「＿＿＿＿＿子供が、欲しいって考えた時とか、、そういう意味の『今後』デス....」
岩「＿＿＿＿＿＿はーーーーぁ。良かった。いや、良くはないけど....うん、良かった」
そう言ってさっきまでの緊張をほぐすように、彼は肩から力を抜いた
「＿＿＿＿うん。余計な心配かけたくなくて、手術の事まで言えなかった。ごめん。」
実際に投薬のみで終わる事もある、と言われていたから。余計な心配でこれ以上剛典に迷惑を掛けたくなかった。本当にそれが本音だ。
岩「うん。いい。Aがそういう子だってちゃんと分かってるから。
でも、何も知らない俺の気持ちも、、少しは考えて？」
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R(プロフ) - 更新されていた当初から拝見させていただいてたのですが、久々に更新の通知がきて驚きと嬉しさでドキドキしています…笑 色んな人の作品も見てきましたが、やっぱりみちゅさんの書くお話が大好きだなぁと改めて思う今日この頃です！素敵な作品をありがとうございます♡ (9月30日 9時) (
レス) id: 46f9daba3e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 更新ありがとうございます！もし可能ならパス付きのお話も読んでみたいので検討していただけると幸いです。 (9月26日 21時) (レス) @page41 id: 222fa2acf1 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - みちゅさん» みちゅさん、返信ありがとうございます♡そして更新も!!ありがとうございます♡続き見れないのかなぁ…と諦めかけていたのでとっても嬉しいです(^^)これからも応援しています☆ (9月26日 21時) (レス) id: 790e0b8734 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - さとみさん» コメントありがとうございます。4年も前の話を、ずっと待っていて気にしてくださって本当にありがとうございます。おかげで少しずつこの作品と向き合おうという気持ちになれました。本当に少しずつですが、楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 翡翠さん» こんにちは！コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです！なかなか更新しないダメ作者ですが、どうぞ作品を楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みちゅ
| 作成日時：2019年4月5日 13時
