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「わぉ!マスターからそんな毒のある言葉が出るなんて、、、さすが兄弟ですね!
新しいマスターの一面を知っちゃいました!笑」
『え?兄さん、、一体どれだけこの子の前で猫を被っているんだい?!
兄さんこそまさか.....!こんな可愛らしいお嬢さんを狙っているんじゃないだろうね?笑』
マスター「_____もうその辺でやめておきなさい、次郎」
一瞬、マスターの目つきが鋭くなって、それが次郎さんに刺さる
次郎さんは『はい、すいません』と素直に謝ってカウンターにおでこをつけた
「マスターを怒らすと怖いって聞いてたけど、本当だったんですね。笑」
マスター「_____誰がそんな事を? と言っても、検討はついていますが。」
「多分、その彼で合ってます。笑」
『'彼’ですね!
あ、そうそう。彼と言えば.....』
次郎さんが鞄から茶封筒を取り出した
次郎「彼にも付いているみたいです。_____あまりよろしくない人が。」
そう言ってまるでドラマのワンシーンのように次郎さんは封筒から写真を取り出して、カウンターの上に広げた
マスター「____お前、本当に探偵業を真面目にやってるんだな」
次郎「兄さん。笑 今更それを言わないでよ」
そう、マスターの知り合いの探偵さん。それが次郎さん
次郎さんは偽名だけど、マスターとは正真正銘の兄弟らしい
初めて次郎さんに会った時に『職業と名前を使い分けるのも、探偵の仕事の一つです』と言っていた。
「_____この人は?」
次郎「彼に付いているのは、プロっぽい感じの人ですね。
まぁ、素人に毛が生えたような奴だから、本物のプロとはお世辞にも言えない。
その証拠に、彼に付いているのに私の存在に全く気付かずにこんな風に写真を撮られてしまっている。」
次郎さんが並べた写真を見ると、そこには普通の格好をした普通のカメラを持った『普通の人』が写っていて
______でもその人がカメラを向ける先には剛典と女性が歩いている後ろ姿があった
私は、後ろ姿であろうと剛典を見間違えたりはしない。その自信はある。だから間違いなくコレは剛典の後ろ姿だ。
次郎「Aちゃん。勘違いしないでね? コレは、今度共演する女優さんだから」
「あ、はい。大丈夫です」
次郎「こういう何も関係のないところから、根も葉もない噂をでっち上げるコウイウヤツがいるから、ほんと、まいっちゃうよね〜」
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R(プロフ) - 更新されていた当初から拝見させていただいてたのですが、久々に更新の通知がきて驚きと嬉しさでドキドキしています…笑 色んな人の作品も見てきましたが、やっぱりみちゅさんの書くお話が大好きだなぁと改めて思う今日この頃です!素敵な作品をありがとうございます♡ (9月30日 9時) (レス) id: 46f9daba3e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 更新ありがとうございます!もし可能ならパス付きのお話も読んでみたいので検討していただけると幸いです。 (9月26日 21時) (レス) @page41 id: 222fa2acf1 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - みちゅさん» みちゅさん、返信ありがとうございます♡そして更新も!!ありがとうございます♡続き見れないのかなぁ…と諦めかけていたのでとっても嬉しいです(^^)これからも応援しています☆ (9月26日 21時) (レス) id: 790e0b8734 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - さとみさん» コメントありがとうございます。4年も前の話を、ずっと待っていて気にしてくださって本当にありがとうございます。おかげで少しずつこの作品と向き合おうという気持ちになれました。本当に少しずつですが、楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 翡翠さん» こんにちは!コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです!なかなか更新しないダメ作者ですが、どうぞ作品を楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2019年4月5日 13時