2017.08.** ページ1
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岩「ただいま〜!終わった〜〜〜!!!」
夜中だと言うのに、いつもこんな大声出さないのに。
変なテンションの剛典は、むさ苦しい夏の夜風と共に帰ってきた
「どうしたの?」
岩「あ〜っ、Aだ〜!起きてたの?俺を待っててくれたの?ねぇそうなんでしょ?えへへ♡」
『かわいいやつめ〜♡』と髪の毛をぐしゃぐしゃと撫でまわされる
いいけどさ。どうせ寝てたから髪の毛は最初からぐしゃぐしゃだったしさ。
いいけどね。寝てたけど余りの煩さに目が覚めただけで、起きて待ってた訳じゃないけどね。
「なにかお祝いだったの?」
こんなに上機嫌でお酒に酔って帰ってくる時は、だいたいお祝いの席だ。接待のようなお付き合いの飲みの場では少し飲んですぐに帰ってくる事が多いから。
岩「打ち上げだよ〜ん!ようやく冬君ワールドから解放されたよ〜ん!」
もはや私にもたれかかっていないと歩けないほどになっている剛典を、なんとか歩かせてリビングへ向かい、ソファーへ放り投げた
「そっか。よかったね。おめでとう」
岩「そうなんだよ〜ん!これで筋肉ムキムキになれちゃうよ〜ん!」
体半分はソファーから落ちてしまっているが、そこはさすがパフォーマー。床に転げ落ちないように器用に落ちた片足でバランスを取っているようだ
「そっかそっか。ツアーも始まるもんね。はい、お水」
岩「そうだよ〜ん!これで思う存分Aとらぶらぶちゅっちゅ出来るよ〜ん!」
渡したペットボトルには手を付けず、寝転びながら両手を広げた。いい笑顔でニコニコしててすっごく可愛いのに、言っている事は変態そのものだ。
「そうだね〜。でももう夜も遅いからね。また今度にしようね〜。え?今日はここで寝るのね?うん、分かったよ〜。ゆっくり休んでね〜。はい、おやすみ」
岩「や〜だ〜。Aちゃんとらぶらぶちゅっちゅしたいの〜♡」
だいたいその昭和染みた言葉はなに?らぶらぶちゅっちゅ?意味わかんない。私平成生まれだし。
なんかゴネている剛典をリビングのソファーに放って、私は一人寝室へ向かった
_____なにがらぶらぶちゅっちゅだよ。だいたい、そんな酔っぱらってて下半身使い物になるわけ?
なんだか面倒くさい事になるような気がして
足早に寝室へ向かい、布団にダイブするように潜り込んだ
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R(プロフ) - 更新されていた当初から拝見させていただいてたのですが、久々に更新の通知がきて驚きと嬉しさでドキドキしています…笑 色んな人の作品も見てきましたが、やっぱりみちゅさんの書くお話が大好きだなぁと改めて思う今日この頃です!素敵な作品をありがとうございます♡ (9月30日 9時) (レス) id: 46f9daba3e (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 更新ありがとうございます!もし可能ならパス付きのお話も読んでみたいので検討していただけると幸いです。 (9月26日 21時) (レス) @page41 id: 222fa2acf1 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - みちゅさん» みちゅさん、返信ありがとうございます♡そして更新も!!ありがとうございます♡続き見れないのかなぁ…と諦めかけていたのでとっても嬉しいです(^^)これからも応援しています☆ (9月26日 21時) (レス) id: 790e0b8734 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - さとみさん» コメントありがとうございます。4年も前の話を、ずっと待っていて気にしてくださって本当にありがとうございます。おかげで少しずつこの作品と向き合おうという気持ちになれました。本当に少しずつですが、楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 翡翠さん» こんにちは!コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです!なかなか更新しないダメ作者ですが、どうぞ作品を楽しんでいってください (9月26日 14時) (レス) id: 0bbf564d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2019年4月5日 13時