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岩「はい。安心して任せてもらえるように日々努力しています。それが報われました。笑」

父「君の言葉には力がある。上辺だけで話す人たちもいるけど、君の言葉の裏には君の努力がうかがえる。だから万人に愛されるんだろうね。


君と君の会社の社長は、よく似ている気がするよ」


それじゃあ、と手を上げてお父さんは既にお母さん達が乗るタクシーに乗り込んだ

そのタクシーのテールランプが見えなくなるまで、剛典はずっとお辞儀をしていた





「_____はぁ。やっっっと!解放された.....」

岩「いや〜、久しぶりにこんなに賑やかだった!笑」

「ごめんね。仕事に影響がないといいけど....」

岩「ははっ。いや、いいリフレッシュになったよ。




A、いつもありがとう」


「え?」




突然の感謝の言葉に驚く。何の脈絡もなく、ましてや感謝されるような事に身に覚えがない。


岩「_____なんか、言いたくなっただけ」


そう言って次に来たタクシーへと私を誘導した


岩「じゃあ俺は適当に帰るから。もう遅いから真っ直ぐ帰るんだよ。何か欲しい物はある?」

「_____え、、ない。です....」

岩「分かった。

運転手さん、お願いします」



閉められたドアの向こうでニコニコ顔で私に手を振る剛典



いつも優しい。でもいつも以上に優しい。
嬉しい事があった時、彼はいつもそうだ。いつも以上に優しい口調、柔らかい顔になる。

特に今は、仕事の事で顔を難しくしている剛典に見慣れているから、、余計に嬉しそうな顔の破壊力が......



紛う事なく私に対する扱いがいつも以上に優しく、丁寧で、体が震える程嬉しい



運転手「優しい彼氏さんですね」

「_____はい」



それ以上会話をしたくなくてわざと素っ気なく言い放って、窓の外を見続けた

運転手さんに悪いと思いつつ、でもこれ以上ニヤけた自分の顔を人様に晒すのは恥ずかし過ぎるから。




窓の外の風景を見ながら今日のこれから、、、家に帰ってからの事を考えた
考えた、というよりは勝手に頭の中がそれで支配されていったというか.....


さっきの剛典がそうさせたというか.....

彼のあの顔は、もはやトリックなしのマジックだ





考えても考えても甘い想像しか出来ないのは、お酒のせいなのか私の貪欲さの表れなのか、。




あの顔の剛典が、そうさせているのか......






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みちゅ(プロフ) - もりもりさん» いつも読んでくださりありがとうございます。更新のたびに初めから読んでくださるなんて....(どこか辻褄が合わない所が合ったらこっそり教えてください。笑)これからも更新頑張るので、どうぞ末永くよろしくお願いします! (2019年4月5日 15時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 和亮さん» 岩田さんの三十路突入記念、気に入っていただけて良かったです。反響の多さにビックリした次第です。笑 そしてなんて嬉しい読み方〜!そうなんです!そうやって読んでいただきたかったんです!伝わっていて、私が感動です!ありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - riさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。もっとワクワクしてもらえるよう、更新頑張りますね!笑 こちらこそ、いつも読んでくださってありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - りのさん» お返事もせずの更新ですいませんでした。月に一回も!?嬉しすぎます!ありがとうございます!なのになかなか更新できなくてごめんなさい。りのさんの言葉を励みに更新頑張ります! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
もりもり(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!更新の度に初めから読んでしまうんですが何度読んでも素敵なお話で一気読みしてしまいます。his feelingsも公開してもらえてとても嬉しかったです!もっともっと読みたくなりました。次も楽しみにしています^_^ (2019年3月11日 14時) (レス) id: e661913c05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年9月18日 11時

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