運命の恋、拾われました.14

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父「＿＿＿＿＿すいません。娘からは何も聞いていなくて....」

「__________あまり口外してはいけないと思いまして、両親にも伝えていませんでした」


あのフォトエッセイやアメリカでの写真は、すべて他のカメラマンが撮った事になっている。
勿論私の名前が出せる訳もないし、偽名を使ってしまうとどこでどう調べられるか分からないからだ


そういう契約がある以上、私からは誰にも口外していない。たとえ両親であろうとも、それが契約だと思っていたから。



ヒロ「あ、そうだったの？ご両親になら言っても良かったよ。


僕たちの会社はね、親孝行する、というのも会社の理念の一つでもあるんだよ。

家族を大事に。家庭を大事に。


家族っていう基礎があるからこそ、自分たちはここに居るんだっていう事を忘れちゃいけないからね」


『だから家族にはどんな仕事の内容も話してもいいし相談は沢山しなさい、って言ってある。僕たちは社員のご家族を疑う真似はしない』


そう言い切ったヒロさんの瞳は、とても綺麗でまっすぐだった。




こんな事を言い切れるヒロさんだからこそ、みんながついてくるんだろうな。と深く納得できた





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ヒロ「お邪魔した上、長居してすいませんでした。東京観光、楽しんでくださいね」



そう言って一礼した後、剛典に『ガンちゃん、もうひと踏ん張り頑張れよ！』と言って颯爽と帰っていかれたヒロさん




父「＿＿＿＿＿＿とんでもなくかっこいい人が、この世にはいるもんなんだな」

母「えぇ。みんながついていきたくなる気持ち、分かっちゃうわね」

凛「上戸彩ちゃんが羨まし〜！」



岩「うちの社長が乱入してしまって、すいません」

父「いやいや。貴重な機会をいただいて、本当に楽しい時間になったよ」



ヒロさんが帰っていかれた後、自然に私たちも帰る事となった




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岩「＿＿＿＿やられた」

「え？？」

父「岩田君、ダメだよ。父親の威厳として....」

岩「おとうさん、違うんです。
ヒロさんが、先に.....」


剛典が一足先に支払いをしようとしたら、既にヒロさんが私たちの分まで支払われたらしい







父「＿＿＿＿＿本当に良い社長さんだね。

岩田君、安心して娘を君に任せられるよ」




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