2017.07.** ページ35
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岩「_____っ、、、Aっ!!」
「_____た、たかのり?どうしたの??」
後ろから強く抱きしめられて、名前を呼ばれて目が覚めた
とても辛そうな声で私の名前を呼ぶ彼は、私が気づくほど沢山汗をかいている
岩「____っ、はっ。 よかった、、、、夢か.....」
夢見が悪かったんだろう。そしてまた私の事をさっき以上に強く抱きしめた
「____うん。夢だよ。私ならここに居る」
お腹で組まれた彼の手を包み込むようにして手を添える。そうすると彼の手が開いて私の指と彼の指が絡まった
岩「.....起こしてごめん」
「大丈夫。 ちょっとトイレ行ってきてもいい?」
肯定の返事の代わりに指が解かれて、私はドアを開けて廊下へ出た
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新しい仕事が始まった辺りから。剛典はよく夢で魘されるようになった。
忙しいのも重なって完全に寝不足状態なんだろう、という事が顔を見るだけで伝わってくる。
前にヤバくなるかも、とは言っていたけど....今回の仕事は、それほどまでに辛い現場なのだろうか
間違ってもハッピーエンドなラブストーリーの仕事でない事だけは分かる。こんな風になる剛典は初めてだから。
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用を済ませてベッドルームに戻ると、さっきの状態から私の存在だけがすっぽり抜けているような状況で、剛典はそのまま寝てしまったんだという事が分かった。
良かった。寝れたのなら、それでいい。
持ってきたタオルで彼の額や首回りに残っていた汗を拭く。起こしてしまわないように、そっと。
すると剛典の目がバチっと見開かれて、一瞬息を飲んだかと思えば、
肩を押されてベッドへ沈められ、私の上に彼は馬乗りになった。
そして抵抗をする暇もなく、なんの躊躇も見せない彼の手が、私の首に回り、、
その太く逞しい腕に力を込めたのが筋肉の動きで分かった。
何が起こっているかも分からない
息が出来なくて、苦しい、、
首を絞められる力がどんどん強くなっているような、、
ぼやけた視界の先には、焦点の合わない目をした、大好きな剛典
剛典の姿かたちをした、まるで違う人みたいな________、
予想だにしない展開に、私の体は硬直していた
でも、私は今ここでしにたくなんてない
_____だって、この人と一緒に生きていきたいんだもん
その一心で彼の腕をそっと、、いや、ぎゅうっと力を込めて握った
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みちゅ(プロフ) - もりもりさん» いつも読んでくださりありがとうございます。更新のたびに初めから読んでくださるなんて....(どこか辻褄が合わない所が合ったらこっそり教えてください。笑)これからも更新頑張るので、どうぞ末永くよろしくお願いします! (2019年4月5日 15時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 和亮さん» 岩田さんの三十路突入記念、気に入っていただけて良かったです。反響の多さにビックリした次第です。笑 そしてなんて嬉しい読み方〜!そうなんです!そうやって読んでいただきたかったんです!伝わっていて、私が感動です!ありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - riさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。もっとワクワクしてもらえるよう、更新頑張りますね!笑 こちらこそ、いつも読んでくださってありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - りのさん» お返事もせずの更新ですいませんでした。月に一回も!?嬉しすぎます!ありがとうございます!なのになかなか更新できなくてごめんなさい。りのさんの言葉を励みに更新頑張ります! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
もりもり(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!更新の度に初めから読んでしまうんですが何度読んでも素敵なお話で一気読みしてしまいます。his feelingsも公開してもらえてとても嬉しかったです!もっともっと読みたくなりました。次も楽しみにしています^_^ (2019年3月11日 14時) (レス) id: e661913c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年9月18日 11時