2017.05.** ページ25
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「_____はよ。」
岩「おはよ」
「_____いつから起きてたの?」
寝起きすぐの私と違って声がかすれていない、爽やかな笑顔の剛典が私のくしゃくしゃになっている髪の毛を梳いていた
岩「ん?ちょっと前かな」
「_____久しぶりに一晩中寝ていられたかも」
岩「うん。気持ち悪くない?」
相変わらず嬉しそうに笑っている剛典。多分、多分だけど、、嬉しいんだと思う。
私が一晩中起きないでいられた事が。飛び起きてトイレに駆け込むことが無かった事が。
それくらい心配をかけていた事は分かっているつもりだから、それがなんとなくこそばゆくて顔に熱が集まる。それを見られるのも恥ずかしくて彼の胸板に顔を埋めながら軽く頷いた
岩「よかった。気持ちよさそうに寝てた」
彼の口元に近いからだろうか。頭頂部にチュッとキスをされる。
余りにも甘すぎる朝。それが嬉しくてしょうがない
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しばらくベッドの上で抱き合ったり布団に潜り込んでキスをしたり。
幸せな時間を存分に堪能してから、二人でリビングへ向かいブランチを摂った。
「.......なに?食べにくいんだけど」
岩「いや、なんかさ。こういうの、いいなぁって思い始めたら止まらなくって」
視線を感じて剛典を見ると目が合って。勿論そこには笑顔の彼がいて。
「なにそれ。笑 いつもと変わらないでしょ?」
岩「そうだよ。いつもと変わらないからいいなぁって思ったんだよ」
そう言って食事を再開した彼の耳はほんの少しだけ赤かった
そうだよね。
いつも通りっていうのは、実は日常のようで当たり前ではないんだ。
「じゃあいつも通り。食べ終わったら掃除するから高いところのお掃除、お願いね?」
岩「........はぁぁい」
一瞬にして嫌そうな顔になった彼に思わず笑いそうになる。
ものすごく大人な考え方の持ち主なのに、こういう所は子供っぽくて、、本当に一緒にいて飽きない。楽しい。
彼のおかげで私の人生はとても刺激的なものへと変わっていった
何気ない幸せというのも、彼が私に気づかせてくれた。
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みちゅ(プロフ) - もりもりさん» いつも読んでくださりありがとうございます。更新のたびに初めから読んでくださるなんて....(どこか辻褄が合わない所が合ったらこっそり教えてください。笑)これからも更新頑張るので、どうぞ末永くよろしくお願いします! (2019年4月5日 15時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 和亮さん» 岩田さんの三十路突入記念、気に入っていただけて良かったです。反響の多さにビックリした次第です。笑 そしてなんて嬉しい読み方〜!そうなんです!そうやって読んでいただきたかったんです!伝わっていて、私が感動です!ありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - riさん» 初めてのコメント、ありがとうございます。もっとワクワクしてもらえるよう、更新頑張りますね!笑 こちらこそ、いつも読んでくださってありがとうございます! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - りのさん» お返事もせずの更新ですいませんでした。月に一回も!?嬉しすぎます!ありがとうございます!なのになかなか更新できなくてごめんなさい。りのさんの言葉を励みに更新頑張ります! (2019年4月5日 14時) (レス) id: efc731e00f (このIDを非表示/違反報告)
もりもり(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています!更新の度に初めから読んでしまうんですが何度読んでも素敵なお話で一気読みしてしまいます。his feelingsも公開してもらえてとても嬉しかったです!もっともっと読みたくなりました。次も楽しみにしています^_^ (2019年3月11日 14時) (レス) id: e661913c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年9月18日 11時