運命の恋、拾われました.14

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岩「＿＿＿＿＿言われたよ」


「っ、そっか」



自分から聞いておいてこんな返ししかできないとか、。だったら聞かなきゃよかったのに、ほんと私ってバカだな


棘の数がどんどん増えていく気がした






岩「Aの体調が悪そうだけど、大丈夫か？って。

俺の都合に振り回してばかりで、Aの気持ちとか蔑ろにしてないか？って。


あんなに自然に色々気を回せる子は今の時代そうそう居ないから、しんでも離しちゃダメよ。だって。笑」



「そんな、、私は....」


そんなに心配してもらう立場ではない。私の都合に剛典を付き合わせている方だし、体調だって自分がもっと早く病院へ行けばこんなにならなかったかもしれない

私が、悪いのに......




岩「A。病気は誰が悪いわけでもないでしょ？

お前が悪いわけでも、俺が悪いわけでも、勿論神様が悪いわけでもない。

ありきたりな言葉だけどさ、よく言うじゃん。『神様はその人が乗り越えられる試練しか与えない』って。

俺は本当にそうだなって思う事、今までの人生で沢山あった。乗り越えてきた分だけ自分に自信が持てて、もっと自分自身を認められるようになった。


俺はどれだけでも付き合うよ。Aが辛い事乗り越える為ならどんな事だってして、ずっと傍で支えていく」


全ての洗濯物を畳み終えて、自分の分と私の分を持って剛典が立ち上がった





岩「だって俺は、そうやってAに支えられてきたから」


『これ、片付けてくるついでにお風呂の用意もしてくるね』って言いながらリビングを出て行った





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私には剛典を支えてきた実感はない

むしろ負担になる事の方が多かったんじゃないか？と思っているくらいだ



逆に私が支えられてきたと実感する事の方が多い


＿＿＿＿＿＿＿でもそれは、剛典も同じなのかもしれない。


お互い、同じ気持ちなのかも＿＿＿＿＿＿＿




洗濯物を畳むついでの会話だった。むしろ私がそうしようとしていて、それを分かってくれて『ついでの会話風』に、何てことないみたいにして私を励ましてくれる人




隣にいてこんなに居心地のいい人、初めて出会ったよ





そう思える人が剛典、貴方で良かったって。




今、心の底からそう思ってる





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