運命の恋、拾われました.14

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岩「行こっか」

そう言った剛典の顔はもうさっきみたいに怖い顔じゃなくてホッとする

あんな不機嫌なまま岐路に着くのはさすがに困る



「うん！ 私、お腹すいちゃった！肉が食べたい！」


強張った体を無理矢理動かしているせいで、きっと私の動きはぎこちない




岩「はいはい。笑 ほんと、夜はあんな状態なのに昼はすこぶる元気だな。笑」

「だって夜に食べたものは全部出ちゃうからさ〜！勿体ないじゃん？だからお昼にお高い物、食べたいなぁって！」



私が無理に明るく振る舞っていると思っているんだろう。そんな顔をした剛典が眉を下げて悲しそうに微笑んで、私の頭をポンポンした




「＿＿＿＿＿ねぇ剛典。私を信じてくれてありがとう


私も。

剛典の事信用する」




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私が病気が治るまで結婚しないと決めた理由


それはね、もしこの病気のせいで赤ちゃんが出来ない、もしくは出来づらい体になってしまった時。

それを剛典に知らせた時に、貴方が悲しむ顔を見たくないからなの。

子供が好きな貴方は、やっぱり自分の子供が欲しいでしょう？
それに、あなたの子供を見たい人はたっくさんいる。身内だけじゃない。もしかしたらファンの一部にはそういう方だってみえるかもしれない



優しいあなたの事だから、赤ちゃんの事云々で私と別れる選択なんてしないの。
そうやって分かっているからこそ、私はまだあなたを結婚という形式で縛ることなんて出来ない




______＿＿＿＿＿そう思ってた




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でも、今日までの剛典との生活の中で

会話や行動を共にする事で沢山彼の事を知って。


それから、彼に今まで知らなかった感情や考え方を沢山教えてもらって。

そうやって日々彼に刺激されながら生きている中で。。



剛典は私に絶対的な信頼を寄せていて、彼のこの先の人生の中には必ず私が居るんだ、と心身ともに感じている

でもそれは彼だけに限った事じゃない。私も同じように、この先彼無しの人生は考えられない。





依存と共存の狭間にいるような関係



たとえそれが世間から見たら間違っている事だろうが、要はお互いが納得していればそれでいいという事なのかもしれない



私は剛典と一緒に生きたい。彼も私との結婚を泣くほど望んでくれている




＿＿＿＿＿だとしたら、その答えは＿＿＿＿＿＿＿＿





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2017.05.＊＊→←↓.

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