運命の恋、拾われました.13

2017.03.＊＊ ページ37

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プライベート旅行といいつつも、ばっちりそれなりの人たちが付いてくるのは
最早彼の宿命なんだろう

しょうがないと言えばしょうがない



彼に完全なプライベートはあるようで無いんだって事、改めて思い知らされる




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岩「セドナってパワースポットの宝庫じゃん？そういうところで式挙げるのもいいよね」

「＿＿＿＿＿岩田さん。私、お仕事中なんで」

岩「＿＿＿＿＿あ〜ぁ。プライベート旅行だからって言われたからA誘ったのにさぁ....」



彼はまんまと騙されたらしい

セドナにプライベート旅行へ行けると聞かされて(プライベートなのに何故旅先を指定されているのか不思議に思わなかったのか)、私を誘い

私と一緒に行くとマネージャーに伝えれば『じゃあカメラマンさんはAさんで』と言われて、そこで初めて完全なプライベートではないという事を理解したらしい



マネージャーさんも、本当に剛典の操り方が上手い。笑


プライベートと称して私と行かせ、英気を養わせてまた沢山働いてもらう為の旅行だ

要するにそういう事なのだ。さすがやり手敏腕マネージャー。




「＿＿＿＿可哀想な剛典...」

岩「....お前、タダで旅行行けるからって喜んでんじゃねぇぞ」


あら、お口が悪い。あ、そうか、あのヤンキー映画の撮影が始まっているからだな！

まったく、すぐ役に影響されるんだから


岩「はぁ、。 まぁいいや！Aが喜んでるし！」


ん〜！と伸びをして、こちらを振り返った剛典





岩「あ、ちなみに。俺は早めの新婚旅行だと思ってるから！！」


喜びの感情が抑えきれていない私の顔を見て、彼はふっと笑った




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だってさ、だってね。

仕事大前提なのは分かってるけど、それでも一緒に色んな所に行けるのは私は嬉しいなって思うよ？


家でしか一緒に居られない事を思えば、ちょっとくらい『仕事だよ』って言われたくらい、どうって事ない。＿＿＿＿＿だってそれでも一緒にいられるんだから



新婚旅行、、かぁ





私もそう思ってもいいかな？








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ただね、剛典君



毎回思うんだけど、もう少し早めに伝えてくれると助かります。笑




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