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ブーブーブー
スマホが震えている事は分かるけど、個室内で電話を取るわけにはいかない
剛典ごめん、って心の中で謝ってトイレから出た
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「もしもし。ごめn 岩「大丈夫だから」
私の言葉を遮るように伝えられた彼の言葉
岩「大丈夫。そいつが本当の事知ってるんだったら、もうとっくに誰かに言ってるよ。Aの顔を見て思い出すくらいなんだから、本当の事なんて知らないんだよ」
岩「そんな奴の言う事気にするな。もし、万が一そいつが本当の事知ってて、それがニュースになるようなら.......
俺は籍を入れて堂々と公表してやる。それくらいの覚悟はあるよ」
剛典の言葉は一々説得力があって。だからいつも安心して彼に全権を委ねてしまう
ライブ前のこんな時に、この人に迷惑をかける事なんて許されないのに
そんな私にも彼はいつもと変わらない優しさと強さで、彼の隣に引き上げてくれるんだ
「_________ショッピングモールで泣かさないでよ」
岩「ははっ。いや、俺だってビックリしたからね?
凛ちゃんから『お姉ちゃんのストーカーがいる!』って聞かされた時は、会場の外に出て行ってやろうかと思ったもん。笑」
「ストーカーって。笑」
岩「んで、Aからは打ちかけっぽいLINEが来るじゃん? 良からぬ事考えてなきゃいいけど、って思ったけど、?」
個室で顔を覆った時にでも送信ボタンに触れてしまったんだろう。自分の間抜けな性格とは真反対の剛典が居てくれて、本当に良かったと心からそう思う
「うん。もう大丈夫!そうだよね!籍入れたらこっちのもんだよね!笑」
岩「なにその計算高い女の人みたいな言い方。笑
今回もうちの親とA達は席を離してあるし、大丈夫だと思うんだけど。一応、警戒はしておく事。今日はお前はライブを楽しむ側じゃなくっておもてなしする側だって事、忘れんなよ?」
『母さんにも言っとくよ。A見かけても話しかけない様に、って』って。さすが気を回せる男!
「分かってますぅ!剛典のせくすぃーなダンスのポイントとか、計算され尽くした顔の角度や笑顔も、ばっちり解説しておくね!!」
岩「いや、それは普通に恥ずかしいからやめて?笑
明日どんな顔してお会いすればいいか分かんなくなる。笑」
そんな談笑をして電話を切る
私は気持ちをすっかり切り替えて、両親と凛のいる方へ向かった
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みちゅ(プロフ) - りのさん» ありがとうございます!月に一度!!作者より多い(笑)そんなに読み込んでもらえるなんて作り手冥利に尽きます。これからも更新頑張ります! (2018年9月18日 12時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - みーゆーなーさん» お返事遅くなりました!こんな更新の遅いお話にそんな事言ってくださって嬉しい限りです。14章、公開させてもらいましたので是非!! (2018年9月18日 11時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 初めまして!月に一度は1章から読んでます^ ^14章も楽しみにしています♪ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
みーゆーなー(プロフ) - 初めてコメントします。いつもドキドキしながら読んでます!1日の終わりに読むこの時間が至福の時です♪14章も楽しみにしています! (2018年8月28日 23時) (レス) id: d7a3d0d082 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みちゅさま コメントありがとうございました。すみませんでした。 (2018年8月10日 12時) (レス) id: 3c3903dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年7月13日 10時