運命の恋、拾われました.8

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彩「自分で決めた事なのにウジウジ考え込んでるなんて....Aらしくないね」


彩子から電話がかかってきて、自分の気持ちを伝える
彩子には言いたいことの５割くらいを伝えただけで、いつも全部伝わる



「....だよね。こんなの私じゃないよね！」




ずっと私を見てきた親友が言うんだもん
やっぱり今の私は、本来の私ではないのかもしれない







彩「＿＿＿＿＿＿でも、本当のAはきっとそういう子なんじゃない？」

「本当の私？」


まだ私は昔の自分を思い出し切れていないんだろうか？



彩「親の事で聞き分けよくなったA、昔の友達関係で本当の自分を隠すようになったA。ってゆうフィルターを外したら、本当のAはそういう性格だったのかもしれないね、って話！」



「でも、それがあって今の私で....」


そんな私の事、全て受け止めてくれている剛典はどういう私が好きなのだろう....





彩「どうするべきか、じゃなくて


あんたがどうしたいか、でしょ？


すぐそうやって損得勘定するんだから。
やめなよ、そういうの。」




休憩終わるから切るよ、と切られた電話を
私はずーっと耳に当てていた





そう。私はいつもそう。

周りを気にするあまり、何がしたいかではなく
周りのために何をしたらいいのかを考えて行動するようになっていた


今回の事だって同じ




剛典のことを考えて動いていた、つもり




__________でも結局それって

自分のエゴなのかもしれない




私が、どうしたいのか__________




本当の私は一体、、どうしたいのだろう？






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私は





私は。







剛典の悲しい顔を見たくない



でもそれ以上に、、




__________剛典と一緒にいたい







その悲しい顔の理由が私自身だとしても。




.......ただ確かめたいんだ





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窓から見える夜空はいつもよりも澄んで見える
これはきっと、私の心の表れ



そして、何気なく付けていたTVから流れるCMソングに。私の意志は固まった



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Wherever you are,I always make you smile

wherever you are,I'm always by your side





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