運命の恋、拾われました.8

2015.12.＊＊ ページ41

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クリスマス


去年は剛典と二人でクリスマスパーティーをしたっけ



＿＿＿＿＿＿今年も一緒に過ごせるのかな？




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岩「Aー、クリスマスイブに三代目のミーティング入っちゃった.....


これ、絶対彼女持ちの俺と直己さんへの当てつけだよね？ひどくない？！」


プリプリしている彼が可愛くて思わず笑ってしまう




「＿＿＿＿ん、大丈夫。私にはクリスマスのお供がいるから」

岩「......は？」


「クリスマスの三代目の特番！楽しみなんだぁ♡」

岩「あぁ、ね。笑

でもなるべく早く帰ってくるからさ、また二人でクリスマスパーティーしようよ！って、あ。笑」


「クリスマスパーティーしたのね。笑

どんな感じだった？？」




最近はこういう会話が定着してきている
剛典がふと、昔の話をして。それを自分で気付いてハッとして。笑
私がその時の話を剛典から聞く、っていう流れ



私の記憶が戻った事を知らない剛典は、その当時の話を嬉しそうに話す

意外に細かい事まで覚えていることにビックリする事も、多々。




剛典も幸せな事だけ覚えていてくれたら良かったのに

＿＿＿＿＿＿そうさせられなかったのは、私だ。





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前に言ってたっけ



記憶が戻った時、辛くなるだろうけど悪いのは全部俺だから、って。


剛典も苦しんでいただろうに....私は.....







、






「なにか、欲しいものとかある？」

岩「んー.....考えとく。笑」

きっと昔の彼なら「Aが欲しい」とか「サンタのコスプレしてくれればそれでいい」とか、そういうふざけた事を返してくれていただろう、と思う


それが岩田剛典だと思う。今の剛典は、剛典であって剛典じゃない



私のせいで。




直人さんにハロウィンの時言った言葉が、今更ながら自分に重くのしかかってくる


記憶を無くしたままの私と、記憶を取り戻した私




剛典の傍にいるべきなのは、どっちの私＿＿＿＿＿？





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＿＿＿＿＿＿＿いや、むしろ.....



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