おつかれ mychan ページ1
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『ただいま〜』
「おつかれーーー!」
残業帰り。時刻は21時過ぎ。久しぶりの残業は流石に疲れていつもより元気のないただいまをするとそれを覆すように彼氏のめいちゃんは元気よく出迎えてくれた。
『疲れた〜〜もう残業しない』
「がんばったの!えらい!今日はめいちゃんがたくさん甘やかしてあげます!」
『ほんと?うれしい』
「え、なんかもう元気出てない?まだなんもしてないんですけど!!」
めいちゃんの顔を見た瞬間思わず声のトーンが上がってしまった。私の彼氏かわいい。
私が靴を脱ぐと彼は私の荷物をとってリビングまで案内してくれた。いやリビングの場所は知ってるんだけどさ。
上着やらを脱いで自分の部屋に片付けに行く間もめいちゃんは私の後ろにトコトコついてきた。
「意外と俺やることない?」
『んーたしかに?』
「えーーー!なんかやりたいのにーーー!Aのこと甘やかしたいーー!」
相変わらず声がでかいのようちの彼氏は。
めいちゃんは「うーーん」と考える間私はその横を通り過ぎてソファに座ってテレビをつけた。するとめいちゃんは考えながらも私の隣に座って私にくっつく。
「やっぱり身の回りのことやってあげるのが一番だよね!お風呂はいろ!はい脱いでください〜」
『いやまってちょ、えっ、どうしてそうなったいや一人で入れるから』
有無を言わさず自己完結をして私の服に手をかけるめいちゃんを思わず思いっきり押すとめいちゃんは「冗談冗談」と笑いながら離れた。いや顔はガチだったけどね割と。
「じゃあお風呂はいったら一緒にアイス食べて一緒にねよ!」
『え?』
「なんだかんだAも俺と一緒にいるだけで癒やされるかな〜って思ったんだけど」
『…ずるい』
「エッ!?もしかしてちがう!?」
ちょっと抜けている彼だけれど私のことを理解してくれていることを感じた。私は少し照れてしまって『お風呂入ってくる!』と立ち上がって足早にさる間もめいちゃんはずっと何か喋っていた。
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作者名:みるる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/Nagisa-Aonami/?w=1
作成日時:2021年11月28日 19時