🍥にいろいろしてみる (ページ18)

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かわいいはダメですページ18

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「ただいま、」
『おかえり〜〜ってえ！？』

あらきさんと打ち合わせをしてくると言って珍しく家を出た日。いつもみたいに普通に通話ですればいいのにと疑問を持っていたが帰ってきたなるせの顔を見て合点がいった。

『髪ない！』
「いや髪はあるけどさ、」
『えーーーかわいい！』

どうやら私に秘密で髪を切りに行っていたらしい。短くなった髪の毛で少し幼く見えかわいいと思わずなるせにちかよって髪を触る。なるせは大人しく触られていた。

「俺のこの感じど？Aすき？」
『めっちゃいいよかわいい！』

かわいい！かわいい！となるせを360度囲ってみる。髪色も落ちてきていたがピンクのインナーカラーを入れ直してとてもかわいい。私が褒めるとなるせは照れているのかあんまり口を開かなかった。

「上の方もいい感じだからみて」
『ほんと？ちょっとしゃがんっうぇ』

上の方も見ようと背伸びをすると突然ガッと抱きしめられ思わず変な声が出る。私がなるせ？と声をかけるとムスッとした顔をしていた。……これはもしかしてすねてる？

『ちょっ、くるし』
「俺男なんですけどーーーー」

なるせはそう言うと眉間にシワを寄せた。すねてる理由も可愛くて思わず笑ってしまうとなるせはグリグリと私の首元に頭を押し付けてきた。美容院のシャンプーの香りが鼻を掠めてとても良い匂いがした。
「たしかに俺かわいいけどさ、Aの前では男でいたいのマジで、」とボソボソと私の耳元で言うため息が耳にかかってくすぐったい。思わず身をよじるとなるせは逃さないと腰に手を回してさっきよりもしっかりホールドされた。

『はいはいかっこいいイケメン男の中の男！』
「おいガチで適当やめろ」
『ね、なるせさん苦しいってば』
「知らないねえちゃんと褒めて」

「そうしないとここにつけるよ」と言って私の肩の服をずらしてきた。本当に拗ねているらしい。
私が『かっこいいだいすき』と先程なるせのように耳もとで言うとバッと顔をあげて笑顔を見せたあというもより甘いキスをした。

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「マジでかわいい、あとつける」
『さっきつけないって言ったじゃん！』

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