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しずくが四十八滴 ページ2

次の日の朝

女中「姫様?、、、ひっ、姫?!きゃああああ」

いつも世話をしている女中が顔を青くした

「すー、すー」

ふかふかのベットの真ん中に眠る彼女

いつもと違うのはその体の大きさ

衛兵「どうしました?!」

外で巡回をしていた衛兵が女中の叫び声を聞いて駆けつけた

女中「どうしましょう!姫様がっ」

衛兵「なっ、A様?!」

慌てる使用人達

そこにゼンと白雪が来た

ゼン「落ち着け、お前ら」

女中「殿下!王女が!」

ゼン「ああ、分かっている。今事情を話すから落ち着け、」

いつもAの近くにいる使用人達に変な飴を食べたせいで体が縮んだことを説明した

女中「わ、わかりました、、、服が必要ですよね?すぐに仕立て屋を呼んで参ります」

白雪「A様、A様」

優しくAを起こす。

「んんん、」

薄く目を開けた

白雪「私のことがわかりますか?」

「?」

白雪「、、、記憶も精神も幼くなってるね、、、」


「んっ、んっ」

膝で立ちながらゼンに手を伸ばした

白雪「この状態だと恐らく三歳ぐらいかな、、、」

記録書にメモをする

ゼン「なんだ?抱っこか?」

寝台の上に乗ってAを抱く

ゼン「嘘のような出来事だが、これは間違いなくAだな、、、」

膝くらいにまである髪を手で梳く

真っ白で透き通るような肌に、ぱっちりとした瞳。

大きな青い瞳がより大きく感じる。ぷっくりとしたピンク色の唇にふんわりと色づく頬

朝日にきらめく長くまっすぐ伸びた銀色の髪

背丈はゼンの膝よりも小さくなったが、その容姿は小さくなる前のAに劣ることのないほど美しく愛らしかった

白雪「お人形さんみたいだね、可愛い」

ニコリとAに笑いかける

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ピーナッツ - この作品が大好きになりました!これからの更新楽しみにしてます!!頑張ってください♪ (2016年3月30日 2時) (レス) id: 84c311ad5e (このIDを非表示/違反報告)
じゅえりー(プロフ) - セルナさん» わあ!また同じことしてしまいました!ありがとうございます!これからもがんばります! (2016年2月21日 15時) (レス) id: 888e21e422 (このIDを非表示/違反報告)
セルナ(プロフ) - オリジナル作品ってついてますよー それと続編おめでとうございます! (2016年2月21日 14時) (レス) id: 1160f85820 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゅえりー | 作成日時:2016年2月21日 11時

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