しずくが三十九滴 ページ42
オビ「俺も正直そう思います」
「どこが？」
オビ「いや、普段はそうは思わないんですけど、」
「どうゆうこと？」
オビ「初めて姫とあった時とか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれはオビが城に来たばかりの頃
相変わらず木の上に登って昼寝をしていた
ドサドサっ
オビ「？」
物音に目を覚ますとそこには、風にあおられているAをみつけた
まだAを見たことがなかったし、存在すら知らなかった
足元には本が数冊落ちていて。
声をかけるのもどうかと思って、ただ木の上から見ていた
Aが城の中にいるからか、それともただオビが隠れるのがうまいのかはわからないが
全く気づかれなかった
「わあ、大変」
落ちた本を見て大してそう思っていなさそうにつぶやいていた
顔を上げた彼女。
目元はどこか誰かに似ていて、銀色の長くて真っ直ぐな髪がサラリと揺れる
肌は陶器のように白く、指先までもがしなやかだった。
ふわりと、まるで自分の体の一部のように美しくドレスを揺らせて立ち去っていった
ただの令嬢ではなさそうだな、と思いながら彼女の背中をみていた。
強い風が吹けば折れてしまいそうな、どこか儚く
手に触れることができなさそうな彼女は、風に踊る花びらのようだった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そんな、見ていたなら声をかけてくださいよ」
オビ「いやー、誰だか分からなかったんで」
「それはそうだけれど。」
オビ「いいじゃないですか、こうして月明かりの中過ごすような中になったんですから」
「ふふ、まるで恋人みたいね」
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ロンド - これからも頑張ってください！面白いです。 (2016年3月22日 10時) (
レス) id: 131cdd29b3 (このIDを非表示/違反報告)
セルナ(プロフ) - はい！ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 1160f85820 (このIDを非表示/違反報告)
じゅえりー(プロフ) - セルナさん» リクエストがあったらいつでもおねがいしますね！ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 888e21e422 (このIDを非表示/違反報告)
セルナ(プロフ) - ヾﾉ≧∀≦)ｲｴｲｴ! いつも楽しく読まして頂いてます！これからもがんばってください (2016年2月11日 21時) (レス) id: 1160f85820 (このIDを非表示/違反報告)
じゅえりー(プロフ) - セルナさん» ホントだ、、、ありがとうございます、直しました！読んでくださってありがとうございます (2016年2月11日 20時) (レス) id: 888e21e422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅえりー | 作成日時：2016年2月2日 23時
