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真白視点
総統「それでは、会議を始める」
書記長「今回の内容は、明日日営国の総統様が来られる。そして、日営国は幹部の人数が少ないとのことで、A国から一人引き取られることになった」
日、営国…………。
これは、AをA国から離すチャンスだ
もしかしたら、兄さんだっているかも知れないんだ。
真白「その日営国に行く人を今日選ぶんですよね？」
総統「一応そのために会議をしているが、決まらなければ日営国の総統様に決めて貰う」
真白「あの……その人って候補はあるのですか？」
書記長「そうだな、一応昨日の段階では、真白に行って貰おうかと」
真白「……僕、ですか。その……Aはどうですか？」
幹部C「あいつは無理だろ。無能だから。それに向こうに行っても足手まといだろ？」
黙れよ。体が弱くなったのはお前らの制なの分かんないの？
Aから僕が離れたら、どうしようも無くなるんだ。
もう、兄弟をバラバラにしたくないんだ…………
総統「それでは、日営国に行くのは真白でいいな？」
と、聞くと、全員が賛成した。
そして結局、僕が日営国に行くことになった。
それを、部屋にいるAに伝えに行った。
真白「……A？いる？開けるよ？」
『うん、入って』
Aの部屋に入ると、机の上には山程の書類が置かれていた。
真白「……また書類押し付けられたの？」
そう聞くと、小さく頷く。
真白「……A。僕、この国を出ていかなくちゃ行けなくなった」
『………………そっか。日営国に行くんでしょ？』
真白「知ってるの！？」
『うん。昨日くられ先生に聞いた。そんなに心配しないで。私は大丈夫。真白が居なくても大丈夫だから』
そんなはずはなかった。僕には分かる。
悪夢症が治まらない中、さらに書類だの、嫌がらせだのされていて大丈夫なはずがない。
『行っておいでよ。もしかしたら、兄さんだっているかも知れないんだ』
真白「でも……居たとしても！僕は……僕は、Aに行って欲しかった」
『でもね。今の状態で私が兄さんのいるかもしれない所にいってごらん？兄さんは過保護なのは知っているでしょ？せめて私はこの悪夢症を完治させてからじゃないと』
真白「Aの悪夢症の完治はこの国を出ないと早く治らないってくられ先生に昨日聞いたから……」
『私のことはもういいよ。だから、日営国に行っておいでよ』
僕は何も言えなかった。
でも僕は、明日の日営国の総統様がくるまでAをA国から出すことを必死に探したのだった。
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紫華 - イェイイェイ超面白い♪ぴくとさんとこんなところで再開するって嬉しすぎる！まぁたぴくとさんとの小説書いてくださいね？？(圧）((殴 (5月1日 13時) (
レス) @page36 id: 58c41ebb72 (このIDを非表示/違反報告)
春霞 - 無能系まってました((o(^∇^)o)) (2020年12月5日 18時) (レス) id: 1595b98e9a (このIDを非表示/違反報告)
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