しっかり者は辛いらしい。［rd］ (ページ8)

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その7 ページ8

らだ視点

そう言うとAは

「嬉しいけど…………流石に遠い所……」

『…………あー……そっか。ちなみに旅行はいつまで行ってるの？』

「…………夏休み中全部」

『え？？？？？』

「私はその間は自炊して勉強してる……」

『ふーん…………じゃあさ、俺の家で遊ばない？』

１日くらいなら家を離れてもバレないだろう。
夏休み中全部行ってるのは流石に酷い。

『俺の家なら大丈夫！どう？』

「いい、けど…………」

『やった！じゃあ決まりな！』

「あ、そろそろチャイムなるよ。急ごう」

そう言って俺達は教室に戻った。

そして月日は流れ______。

A視点

先生「………………はい。じゃあ夏休み中もちゃんと勉強しろよー。はい解散！」

『A！行こ！』

『てか、今日でいいの？お母さん達いるんじゃ…………』

「もう朝からいないよ。それに初日近くなら絶対帰ってこないから」

らだの家にいることがバレたららだに迷惑かけるだろうから初日にお願いしたんだー。

そんな話をしながら歩いていく。

らだ視点

『ついたよ。…………母さんただいまー！』

「お、お邪魔します…………」

らだ母「あらいらっしゃい。初めましていつもらだがお世話になってます」

「いえいえ。こちらの方がお世話になってます」

らだ母「らだ、いいガールフレンド連れてきたわね(笑)」

『はぁ！？彼女違う！友達！』

『あ、Aごめん。あがっていいよ』

「あ、うん」

Aは靴をきっちり揃えた。

らだ母「あとでジュース持って来るわね。らだ、部屋に連れてってあげて」

『分かってる。Aこっち！』

そう言いながら俺は自室に案内した