検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:23,105 hit

その21 ページ22

_数年後_

A視点

私はあれから、時間が空けば零蛇小学校の神社に通っていた。

あの時の……呂戌太さんの"寂しいけどお迎えやで"と言う言葉。

ずっとらだ男先生と二人きりで寂しいのかな……
そう思い時間が空けば神社に向かい、返事が返ってくるはずもない……けど、いつも聞いてくれていると信じて……話を持ってきていた。

「…………明けまして、おめでとう。らだ男先生、呂戌太さん……」

「私ね、合格したよ。大学……お母さんも嬉しそうだった」

祠の扉に寄りかかり、そう話す。

「…………あ、天乃先生元気だよ呂戌太さん!」

「……らだも元気、してるかな……?」

「あ、もう……時間だ。じゃあね。らだ男先生、呂戌太さん」

そう言って私は一輪の"白いダリア"を祠に添えて鳥居をくぐり、お辞儀をする。

「………………………………帰ろう」

そう呟き、顔を上げた時、手が私の視界を奪った。

"……だーれだ?……"

「…………?え、……ら、だ?」

『あったりー!久しぶり、A』

後ろを振り向くと青色のニット帽、青が入り交じった黒髪の青年が立っていた。

『泣かないで。ほら、笑ってよ』

「……バカらだ!どこ行ってたの!」(ぎゅー)

『んー……さぁ?でも、会えて良かった』

『……本当は自分の口で伝えたかった。だから、今ここで言うよ。









Aがずっと好きだった。付き合って欲しい』









貴方が伝えたかったのは私も同じ事。









「…………私も……らだが……好きだった!」

その*,\#?→←その20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:#^ら^ , #rd , #らっだぁ運営
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧夜/kiriya | 作成日時:2021年1月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。