その18 ページ19
らだ視点
rbt「おぉ。よぉ名前知っとんな。あいつ、先生なったんやな。けどな、俺は"天乃呂戌太"やけど、ちょっと事情があって"俺は鬼"や。鬼の俺だけがここに封印されとる」
『…………鬼……それより!Aは!?』
rbt「Aは楽しく"授業"受けとんで」
『授業……?』
rbt「楽しいで?アンさんもくるか?」
そう騒がしくしているとまた1つの影が。
?「誰だ〜こんな時間に〜……」
『…………は?』
そこには青ニットをかぶり、青のジャージを着て、笛を首にかけた"俺"がいた。
見た目もほとんど一緒でそっくりどころではなかった。
rdo「まぁ、びっくりするよね。俺とそっくりさんいるんだもん。俺は"猿山らだ男"。元ここの教師。君が来たのはAの事だよね」
『…………そうだよ。Aを返して』
rdo「んー……じゃあ、交渉だ。今夜は満月だろう?なら、お願いしてごらん。"Aが帰ってくるように"。でもその代わり、"お前がこの中に残る」
…………好きな人がいなくなれば、俺は耐えられない。
Aには、俺よりも生きる価値があるんだ…………!
『…………分かった……』
?「まってや。らだ男先生」
rbt「?どしたん。こんなところまでわざわざ来て」
『…………天乃先生?』
amn「らだ男先生。その代償、もうちょい軽くしてくれへんか」
rdo「なんでー?だって"一人と引き換え"なのに?」
amn「俺もそのお願いするわ。これで割り勘出来んとちゃうんか?」
rdo「…………分かった。じゃあ、割り勘して…………
君達二人のどちらかが、Aの前から姿を消すならいいよ」
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作者名:霧夜/kiriya | 作成日時:2021年1月1日 19時