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「家どこ？」
『え、いや大丈夫
帰れるよ』
「バカ何時だと思ってんだ
サツに連れてかれんぞ」
あのあとまだ少し話していたが、マサキさんの腕時計を確認した仕草に、そろそろ出るか。と灰谷くんがそう言いクラブから出て来た。
実際何時なのか腕時計もケータイも持っていない私にはわからない。
「もう直ぐ日が変わる頃だろ」
キョロキョロと時計らしいものを探す私に教えてくれる。
『うそ！どうしよう……』
絶対怒られる。
こんな時間まで出歩いてた事もないし、何よりママに連絡しないことなんてなかった。
いつも学校等で帰りが少し遅くなる時は公衆電話からママに連絡を入れていたし、いつも大体同じ時間に家に帰っていた。
今から帰るべきか。
でも怒られたくない。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。と思えば思うほど、いけない事をした。と言う自責の念と罪悪感と恐怖が溢れて、泣きそうになってくる。
そんな私の隣から小さく息を吐く音が聞こえた。
「なぁ、腹減らねぇ？」
『え？』
ポリポリと首元を掻きながらこちらを見ずに言う灰谷くんを見て、そう言えば夕飯を食べていないことを思い出す。
食べ損ねたことを思い出せば私の素直な体は空腹を訴えるように鳴いた。
『ぁ…』
「ふはっ…オッケー！
マックでも食うか」
クルッと後ろを振り返って歩き出した灰谷くんを慌てて追いかける。
『今から！？
でもお金…』
「いーって
俺が腹減ってんの
んで、ついでにお前の分も買ってやるだけ」
俺って優し〜。と自分で言いながら歩く灰谷くんに、ありがとう。と呟けば、ん。とだけ返ってきた。
「お前ダチいんの？」
『失礼な
居るよ』
聞いて来たくせに、ふーん。とだけ言う灰谷くんは2個目のバーガーに齧り付いてる。
六本木のカリスマ兄弟がマックなんて食べるのか。とちょっと意外にも思いながら、買ってもらったナゲットにソースをつけた。
「じゃ、今日はそのダチの家にいたって事にすれば？」
『え、』
嘘つくの？ママに？
「明日は土曜だしガッコーもねぇだろ
朝になったら送ってやっから
その服もダチに借りたって言えば怪しまれねぇ
完璧だな」
俺って天才。とまた自分で言う彼をポカンと見つめる。
「あ？なに？」
大きな口を開けて二口目を齧ろうとして、私を見た。
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
