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「ん？なんで？」
少し首を傾げて聞く竜胆くんに無性に自分が恥ずかしくなって足元を見た。
『……私もそんなふうにやりたい事とか、好きなこととか言えたらなって』
「Aは夢ねぇの？」
きっと純粋な質問だろう。けど、今は1番聞かれたくない質問だった。
何も言わずに首を横に振る。
「……俺さ、趣味筋トレなんだよね」
突然の話題の変え方に思わず頭をあげて首を傾げる。
「理由は…まぁ、ケンカするから〜とか、そんな理由だけど
筋トレって毎日やらなきゃ意味ねぇんだよ」
見えない話に、うん。とだけ相槌を打つ。
「それでさ、徐々に回数とか重さとか増やして行くんだけど、目標って別にねぇんだよな
衰えないため、ケンカに負けないためとかは所詮理由だし
なんかの大会に出るわけでもねぇし」
空を見上げてフッと口元を緩めた竜胆くんは、でも。と続けた。
「でも、その日その日の目標やゴールはあるんだよ
��昨日50回やったから今日60回��とかさ
だから、��夢��なんて先のことじゃなくて、近くに目標設定してもいいんじゃねぇ？」
空からこちらに視線を戻した竜胆くんのレンズ越しに目が合う。
きっと私は今間抜けな顔をしていると思う。
ポカンと開いた口を閉じたのは、彼がニッと笑った時だ。
『…ショートゴールってやつだね
例えば、冬休みの宿題を明日中に終わらせるとか…？』
そうそう！と爽やかに笑った彼は、Aらしいな。と優しい目を向けた。
その竜胆くん越しに見えた空を見上げて、んー。と少し考える。
『近くに設定した夢できた』
「お、なに？」
『宿題を早く終わらせて、竜胆くんといつでも会えるように…したい』
語尾が小さくなったが、ちゃんと聞こえたかな。と思いながら彼を見れば、繋いでいない方の手の甲を口元に当てて向こうを向いていた。
『竜胆くん？』
変なことを言ってしまっただろうか。むしろ迷惑だったかも。と不安になりつつ名前を呼ぶ。
「ちょっと待って、今俺のこと見ないで」
『え、あ、ごめん…』
「や、ちがう
そうじゃなくて、今俺すげーダサい顔してるからちょっと待って」
ふぅ。と何度か深呼吸を繰り返す竜胆くんはまだ顔を向こうに向けたまま。
「マジで…いきなりそういう事言うの反則…」
今度は手で顔を覆った。
続く (更新停止中)
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
