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さっきまで会っていたのにもう会いたい。
今追いかけたら間に合うかな。なんて考えまで出てくる始末だ。
『……好き』
ポツリと呟いた言葉が自分の耳を通して脳に理解させていく。
私、竜胆くんが好きだ。すごくすごく好き。
まさか自分にこんな好きになる人が現れるなんて思ってなかった。
勉強しかしてこなかった私が。初めて好きになった人は不良。
なんかちょっとチグハグだな。なんて思うが、そんな所も好きだと思ってしまうのだから恋というのは厄介だと思う。
そしてこんな気持ちに無縁だった私には気持ちに振り回される事しかできないのだ。
そこからどうやってお風呂に入って髪を乾かして布団に入ったかもわからないくらい、ずっと竜胆くんのこと、今日のこと、これからのことを考えていた。
朝になり、夜勤明けで帰ってきたママと挨拶を交わす。
『おかえりママ』
「ただいま
ご飯は食べたの？」
『うん、食べたよ
……あのね、お願いがあって』
自分のご飯を作ろうと腕まくりをしていたママが、なに？と振り返る。
『あの、ケータイが欲しいの
これから、2年生になって学校で勉強とか先生に聞いてたり、それこそ委員会とか始めたら帰り遅くなっちゃうかもしれないでしょ？
だから、その…ママと連絡できたら、いいな……って、思って…』
嘘ではない。が、どうしてもママに隠し事をしていることが罪悪感として胸を締め付ける。
足元を見ていた顔を上げて、チラリとママを見れば何かを考えている顔。
「いいわよ
そうね、クリスマスプレゼント用意できてなかったものね」
クリスマス忘れててごめんね。と続けたママに、私こそごめんなさい。と言ってしまいそうになった。
「でも、使えるのはメールと電話だけよ」
『うん、それで大丈夫！
ありがとう』
「じゃママご飯食べてお風呂入るから
用意できたら買いに行こ
機種は決めてるの？」
『あ…まだ』
「お店着くまでに色くらいは決めておきなさいね」
はーい。と返事をして出かける用意をするべく自室へ戻る。
っし！！！とガッツポーズを決めて、開けたクローゼットを見て考えるのは明日来て行く服。
スカートの方がいいよね。あまり短いのは持ってないけどワンピースなら持ってるし。それとあの靴で、カバンは…と考えていると、ママに呼ばれる。
「後5分で出るわよ」
『うぇ！？は、はぁーい！！』
時間があっという間に過ぎていた。
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
