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「兄貴寝起き悪くてさ、いつも早く起きねぇのにあの日たまたま起きてきてさ
んでいつもはモンブラン買ってくんだけど臨時休業でさ
あー、死んだな。って思ってたときに、あのコンビニの前でお前のこと見つけたんだよね」
『私？』
そ。と短く返事をした竜胆くんは、その時を思い出すようにゆっくりと瞬きをした。
「制服着てて、緊張した顔で信号待ちしてた
んで、あー今日入学式かって思い出してさ
家帰って兄貴の機嫌が悪かったら俺も行こうって思ったんだよ」
『悪かったんだ』
「そりゃもう最悪」
あははって笑い合って吐いた白い息が間でぶつかる。
「んで学校ついて、その辺の教師っぽいやつに教室の場所聞いて、教室の扉開けたらお前がいた
扉開ける時にちょっと期待してたんだよね
あの子いたらいいなって」
え。って声になったかどうかもわからない。
あまりにも予想外な言葉に、先ほどまで笑いの余韻で上がっていた口角が驚きで下がっていく。
「綺麗だったんだよ
ただ信号を待って立ってるだけの姿が
姿勢良くてさ、ただ真っ直ぐに前を見据えてて
見惚れた
だから、同じクラスで、しかも席が隣って運命かと思った」
ブワッと顔に熱が集中していくのがわかる。
手を離して今すぐこの顔を隠したい気持ちになったが、それをわかっているのかしっかりと繋がれた手に振り解くこともできなかった。
「でもそんなの悟られるの恥ずいじゃん
で、俺お前の顔見ないように席に着いたのにさ、お前話しかけてくんだもん」
マジ焦ったわ。と笑う竜胆くんも頬が少し赤く見える。
『…わ、私なに言ったっけ』
「��よろしくね��って笑いかけたんだよ
こんな不良にさ
遅れてくるわ、制服なんかちゃんと着てねぇし、髪もこの色で
他の奴らは俺のこと遠巻きに見てヒソヒソ話してるだけなのにさ
お前は普通に、よろしくねって笑いかけた」
先ほどまでケラケラと笑っていた竜胆くんは、少し目を伏せて優しく微笑んだ。
「俺初めてだったんだよ
そんなふうに笑いかけてもらったの
俺の周りにいる奴らは大体2パターンでさ
怖がって近づかねぇか、色目使ってやたら馴れ馴れしくベタベタしてくるやつ
だから、お前のその顔見た時綺麗だなって思った」
目は合わない。
先ほどから竜胆くんは俯いて繋いだ手を見つめているから。
でも竜胆くんのその手が、少し冷たくなっていた。
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
