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えぇ…。と思うのが顔に出たのだろう。
「ま、いつものことだけど」
と返ってきた。
そうですか。としか返せない。
「て言うか敬語の必要ないけど」
突然の言葉に何もわからず首を傾げる。
「俺らタメだし」
『え"
……ん？なんで私の歳を？』
まぁ制服だしな。と思っても年齢まではわからないはずだ。
「お前Aだろ？
俺の席隣だし」
『は………？』
嘘だろ。と思ったが、ふと思い出した。
入学初日。
黒板に張り出された座席表を見て、窓際から2列の1番後ろの席についた。
そしてHRが始まったが、私の右側。つまり窓から3列目の1番後ろの席が空席になっていた。
体調不良で休みなのだろうか。
高校生初日からかわいそうに。と思っていた。
そしてHRが終わり、教科書諸々が配られ始めた時、ガラッと勢いよく教室の扉が開いた。
そこに立っていたのが、金色と水色の髪の。今私の横でブランコを結構本気目に漕いでいる彼だった。
えっと、確か名前は。
『…灰谷くん』
「お、思い出した？
忘れられたままかと思ってた」
脚を伸ばして、ぐんっと高くまで上がった灰谷くんは、よかった。とまた笑顔を見せる。
そうだ。あの日クラスの人に教えてもらったのだ。
灰谷兄弟の弟だから気をつけろ。と。
この街に住んでいて灰谷兄弟を知らないならモグリだ。
彼が灰谷くんだと知ってしまえば、赤の他人とは別の恐怖が襲ってくる。
『あ、わ…私帰るね！』
「え？なんで？」
ブランコから立ち上がった私を、あんなに勢いがついていたにも関わらず1度地面に足をつけただけで動きを止めた灰谷くんが引き留める。
「家出してんだろ？
ならいいじゃん」
『え…っと、帰って謝ってみようかなって…』
「謝って許してくれんの？」
『んーーー、多分？』
「いいなーーー
俺なんか絶対許してくれねぇよ
て言うか俺悪くねぇし」
喧嘩のことを思い出したのだろう。
急に不機嫌になった灰谷くんにちょっと慌てる。
気分を損ねてしまったかもしれない。何かされるかもしれない。
そんな恐怖が襲った。
「あ、ちょっと俺の愚痴に付き合ってよ
兄貴さーーーーー」
こちらの返事を聞くことなく話出したお兄さんの愚痴。
完全に帰るタイミングを無くした私は、もう一度ブランコに座って彼の話を聞く。
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
