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空になった容器をゴミ箱に捨てて、出口へ向かう。
手は繋がれたまま。
私が食べ終わったタイミングで、行くか。と立ち上がった竜胆くんが手を差し出してきて、ゴミを渡したらすごい顔された。
「ここ明日もやってんのか」
『0時までってテレビで言ってた』
「へぇ
明日はママいんの？」
『明日もいないよ？どうして？』
「じゃ明日もここに来ようぜ
9時になんかあるらしいし」
コンコンと��25日21時よりクリスマス特別イルミネーション��と書かれた看板を手の甲で叩いた。
そこを読み上げて、へぇ。と呟く。
「明日の夜8時あの公園でまってろよ
ちゃんとコート着て」
『私が先に着くんだ』
「俺かもしれねぇけど
多分お前だと思う」
私もそんな気はする。
『でも竜胆くん他の人と約束あるんじゃないの？』
2人で夜道を歩きながらの会話。
歩幅は多分合わせてくれてるのか、ちょうどいい。
「約束？してねぇよ」
『え？でも今日クラブで…』
「あー、別に約束はしてねぇ
クラブに行ったら見知った奴が声かけてきたから一緒に飲んでただけ」
『ホームパーティーじゃないんだ』
「普段俺が家に呼ぶこと多いからあいつらが勝手にいつもの流れだと思ってたんだろ」
約束はしてねぇ。ともう一度言う彼に、そか。と返す。
「もしかしてお前約束あんの？」
『ないよ』
「……ダチいねぇの？」
『いるけど！
クリスマスはみんな家族とか彼氏とかと過ごしてるかなって』
「ふーーーーーん」
やたらと長いふーんに、なに。と少し睨むように見上げる。
「いや？べつに？」
『なによ』
「なんもねぇよ」
『じゃなんで笑ってんの』
ニヤニヤと笑う竜胆くんに繋いだまま腕を強く揺らす。
なに。なんでもねぇ。とお互い繰り返しながら家の前まで歩いた。
「じゃ、また明日な」
『うん、ありがとう
上着もいろいろ……』
「風邪ひいたらお前のせいな」
『…それはそう…ごめん』
「真面目か言い返せよ」
『だって、実際そう…だし』
「んな軟弱なつくりしてねぇよ」
玄関先でいつまでも続きそうなやりとりを無理やり終わらせるように、じゃおやすみ。と背を向けた竜胆くん。
その背中におやすみ。と返せば、ひらひらと手を振って角を曲がって行った。
パタンと玄関を閉めて胸に手を当てる。
楽しかった。今日も。
『…奇跡と思っていいよね』
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
