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その言葉は完全に拒絶で、思わず足を止めてしまう。
買ってもらった服の入った紙袋を持つ手に力が入る。
『どうして…？』
なにかしてしまっただろうか。
もしかしてずっと邪魔に思っていたのだろうか。
クラブで彼に声をかける人は多かった。けど、私のせいで誰とも話さずにあの時間に外に出てマックに行くと言う選択肢をしたのだ。
そこでも私が寝てしまって彼は1人でじっと座ってただけだ。
退屈だったに違いない。
ただのクラスメイトなのにそこまでしてくれた。
友達になれたとちょっと自惚れていた自分に今気付いて、恥ずかしさと後悔で体が震える。
そりゃそうだ。彼のような人が、こんな真面目しか取り柄のないような私と友達になるはずなんてない。
『ご、ごめんね…私のせいで……』
徐々に下がっていく視界の端で、竜胆くんが足を止めて振り返るのが見えた。
「なんで謝ってんの？」
ジャリっと地面を踏む音が聞こえて、昨夜の公園のように私の靴の前に竜胆くんの靴が見える。
『だって、私のせいで…竜胆くん退屈で……だから』
「は？」
『ごめんなさい
話しかけないから…』
ここでお礼を言って、さよならして、走って帰ろうか。そんな考えがよぎるが彼が吐いたため息で頭の中が真っ白になった。
怒らせてしまった。
どうしよう。
ギュッと袋の紐を握りしめて、震える体を止めようと試みるが何の効果も発揮しない。
もう一度ため息が聞こえて、思わず涙が浮かぶ。
「あのさ、俺が退屈とか何でお前が決めてんの？」
『ご、ごめんなさい…』
「あーー、ちげぇ
そうじゃなくて」
少し顔を上げてチラリと見れば、ガシガシと頭をかいた竜胆くんは言葉を選ぶように、だから。と繋げた。
「だから、退屈だと思ってたらお前をクラブになんか連れて行かねぇし、置いて帰ってる
まぁこの時間まで連れ回したの俺だからってのもあるけどさ」
彼の言い分にポカンと口を開ける。
だってそれって、仕方なくではなくて竜胆くんの意思で私といてくれたって事で。
自惚れてもいいのだろうか。
友達になれたと思っても。
「でも、外では話しかけんな
俺が話しかけた時以外は他人のフリしとけ」
『…どうして？』
「灰谷竜胆と知り合いだって顔が割れたらお前色んな奴に狙われんぞ
男からも女からも」
『お、女の人からも！？』
いやでもそうか。あのカリスマ兄弟だ。
モテて当たり前だし。
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
