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「朝になったら起こしてやっから
お前結構限界きてるだろ」
『実はそう』
結構前から話してないと寝そうなくらい睡魔が襲っている。
「だと思った
いいぜ寝ても
何もしねぇし、させねぇから」
『させないって誰に？』
「さぁ？誰か来るかもしれないだろ？」
『怖すぎて寝れない』
私のその言葉にまたしても、冗談だよ。と笑った彼は、おやすみ。と言ってポッケからケータイを取り出した。
お話は終わり。と言う事だろうか。
黙ってしまえば襲ってくる睡魔が猛威を振るう。
ゆらゆらと揺れる体を机に伏すことで安定させた。
その体制になれば意識を落とすのは簡単で、前の席で鳴るカコカコとケータイを触る音を子守唄代わりにそっと瞼を閉じた。
.
..
「��ママあと5分��は傑作」
『ほんと忘れてください』
起きろ。と肩を揺らされて少し意識が浮上した私は無意識にそう告げていた。
おかげで一気に覚醒してガバッと顔を上げれば、驚いた顔をしている竜胆くんがいて恥ずかしさで死にたくなった。
本当に言うやついるんだな。なんて真顔で言うものだから両手で顔を覆っていたが、クラブを出た時から待っていてくれていた制服の入った紙袋を手渡されてトイレで着替えたのだ。
そして私の家の近くまで送ってくれると言う竜胆くんと、とっくに明るくなっている見慣れた朝の風景の中を歩いている。
『ずっと起きてたの？』
「起きてた」
『眠くないの？』
「死ぬほどねみぃ」
ですよね。と思うが、ぐっすり寝てた私が言うのは何かちがう気がして、そか。と短く返した。
「誰かさんはぐっすりだったもんな」
『ぅ…おかげさまで……』
起きた時に肩から落ちたのは竜胆くんが着ていた上着で、私の肩を揺らした彼は上着を着ていなかった。
『あの、ありがとう……なんか、いろいろ』
ほんといろいろ。
突然手を引かれた時は驚いたけど、今となってはいい気晴らしになったし
正直帰りたくなかった私には昨日の出来事はとてもありがたかった。
なんだかんだでずっと側にいてくれたし、マックも泣きそうになってる私を励ますためだったのかもしれない、
寝てる私に上着をかけてくれたのも100%彼の優しさだ。
私が持っていた灰谷兄弟のイメージが、彼を知ることで塗り変わっていった。
『この服も、マックもお礼するね』
「いや礼はいらねぇ
けど、どこかで俺を見かけても話しかけてくんなよ」
『え…？』
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
