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『え、あ…いや……それって、ぅそ…だよね？』
「なにが？」
『え、だって…友達の家にいたって……うそ』
歯切れの悪い私をチラリと見ながらバクっとバーガーを齧る。
「嘘だろ
今お前ダチの家にいてねぇんだから」
『……そうなんだけど、嘘つくの？』
「別に馬鹿正直に言ってもいいけど？俺困らねぇし」
『でも…』
「ま、怒られるだろうな」
ウケる。とこちらは全くウケないのだが、他人事だと笑う灰谷くんにちょっと腹が立って机の下で足を蹴った。
「痛くねぇけど蹴っただろ今」
『ごめん当たっただけ』
「お前普通に嘘つけるじゃねぇかよ」
『ママにはついた事ないの』
「誰につこうが嘘は嘘だろ
大体さ、
ちょっと低くなった声にドクリと心臓が大きく動く。
そうだ。彼は灰谷だ。
さっき自分でもマック食べるんだ。とか思ってた癖に忘れていた。
『な、殴るの…？』
じっとレンズ越しの紫色を見つめる。
時間にしておそらく3秒ほどだろうか。
ふいっと逸らして再びバーガーに齧り付いた灰谷くんは、何度か咀嚼をしてごくりと飲み込んだ。
「今マック食ってるから殴らねぇけど
食ってなかったら今頃お前の頭にタンコブ5個くらい積み重なってるからな」
アイスみてぇに。と笑いだす。
その様子にホッと肩の力を抜いた。
「でも、兄貴だと殴るから気をつけろよ
兄貴は女でも容赦はしねぇ」
そしてまた緊張してごくりと唾液を飲み込む。
「んで、兄貴の前だと俺も殴るから」
『ど、どうして…？』
ただ純粋な疑問だった。
だけど、私のその問に灰谷くんは少しキョトンとして考えるように右上を見た。
「……なんでか…か
そうだな〜そんなもんだから？」
『お兄さんがいなかったら殴らないのに
いたら殴るのが普通なの？』
「んーー
考えたことねぇな」
本当にそうなのだろう。
興味を失ったのか、最後の一口になったハンバーガーをパクリと口に入れてジュースを音を立てて吸う灰谷くんを見つめる。
「なんだよ」
『え、っと…怒らない？』
「内容による」
ですよね。と思いながらも、興味と言うか気になったことは解決したいという欲のまま思ったことを口にした。
『人を殴るのにその理由を考えないの？』
「理由なんて簡単だろ
ムカついたから、邪魔だったから、向こうから喧嘩売って来たからとか」
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gxh - 玉兎さまーーっ！！大好きです！更新いつまででも待ってます！ (2月2日 20時) (
レス) @page42 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - キクラゲさん» コメントありがとうございます！✨ 告白ですね！！気持ち届きました！！そんな好き好き言ってもらえると調子に乗ってしまいそうです😂😂 楽しんでいただける作品を作ります！！これからもよろしくお願いします☺️ (12月12日 14時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - クッッッッソ好きです作者さんの作品も好きだし作者さんも好きでs(( ンンッ…私こんなに語彙力ないからうまくかけないので玉兎さんの作品見て語彙力勉強します…！コメント失礼しました！ (12月12日 0時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！！✨慎重に書き進めております！！鈴様の応援でめちゃくちゃがんばれます！！ありがとうございます☺️ (12月10日 12時) (レス) id: 7c28fb7f1c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 二人の関係がどうなっていくのか、気になります！続き楽しみにしてます！ (12月9日 13時) (レス) id: 87ee7e2daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2023年10月24日 11時
