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気づいたら
私はその場に座り込んでしまっていた
綾乃目が
優越感をにじませて意地悪く笑っている
その顔がひどくにじんで
あぁ、泣いてるんだ。ってわかった
なんて醜い顔だろう
そう思った
周りにはちらほらと人が集まってきていた
そこにいる人全員が私のことを見ている
いや正確には私と綾乃目を見ている
怖かった
ただでさえ呼吸がしづらくてヒュウヒュウ言っていて
それなのに他人からの視線で
もっと胸が苦しくて
そんな私に綾乃目は
あの醜い顔を動かしていった
綾「あんたよくのこのこと生きてこれたよね。」
「あんたみたいな裏切り者死んどけばよかったのに。」
「あんたを最後に見た時も男にかばってもらって媚び売ってさ。」
「今もどうせそうやって生きてるんでしょ。」
「あんたは昔からモテたもんね。そうやって人の好きな人横取りしてんでしょう。」
「前みたいに。」
そこまで言い切ると綾乃目はまた笑った
とてもとても醜かった
周りの視線が私に向けられているのが分かった
冷たく厳しい目
まるで私がこんな目に合ってるのは自分のせいだろうと言いたげな視線
懸命に言葉を出そうとするがのどにつっかえたみたいになって出てこない
ふとそこで見覚えのある顔が見えた
私はどうにか絞り出すようにして言った
A「京本先輩……」
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ココロ - めっちゃ本格的!お互いテスト頑張ろうね笑 (2019年6月24日 16時) (
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作者名：こしば | 作成日時：2019年6月6日 18時
