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「ちょっとー酔っ払い」
「もう酔ってへんて、ね、こっち来て」
「お風呂入ったしやだよ」
「ええやん、後でもっかい入ろ」
ぎゅうぎゅうとソファの方へ抱き寄せて引っ張ると、根負けしたのかAちゃんは雪崩れる様にソファに座った。「力強い」って眉を顰めてもカワイイ、かわいい、あー可愛い。
「Aちゃん」
「なーに宣隆くん」
「したい、めっちゃしたい」
どストレートに言えば驚いた顔、じわじわ赤くなってAちゃんもまんざらじゃないように変わる。
なんやねん素直やない。そんなんも可愛い。
「そんな、お酒飲んでてできるの？」
「もちろん！Aちゃんは？」
軽く覆いかぶさって、ちいさいつるつるの顔にちゅ、と唇をあてがうとくすぐったそうにしてAちゃんからも触れるくらいのキスを頬にされる。
「もうここでええ？我慢できんわ」
「…ベッドがいい」
「ベッド？いこ、行こ行こ」
もーいまならAちゃんがこの寒い中外でやろうなんて言ってもホイホイとついて行く自信がある。てなくらいもう従順。
Aちゃんをぐいぐいと寝室までの廊下の道のりも背中を押して、ようやく、Aちゃんを抱き締める。
ベッドにまた雪崩れる様に今度は押し倒す。
「あー、ほんま、Aちゃん」
「…なんかあった？」
「なあんもあらへんよ、ただダルい飲み会して、ダルい話聞いて、ダルい酒飲んで」
「結構出てくるじゃん」
よーやく笑ったAちゃんは
覆いかぶさる俺の頭をよしよしと撫でる。
えらいえらい、と子供を褒めるのと一緒な手つき。
胸の奥のぐるぐるは飲み過ぎちゃうくて、スーッとこんなんされただけでなくなっていくからストレスだったんやなあと、それを見事に沈静させるAちゃんを見て改めて愛おしく思えた。
「頑張ったね」
「おー、そう、頑張った」
「ご褒美になる？」
「ありあまるわそんなん」
明日も頑張れんのAちゃんがおるから。
したいだけとかじゃなくて、こんな酒飲んで必死に身体動かして、疲れると思うやろ？
好きやからっていう
ほんま純粋な原動力なんですよ。
「したいだけとか思っとる？」
「まあ」
「はは、まあええわ」
恥ずかしくて言えへんから
したいだけって思ってもらってええけどね。
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ぴぴ(プロフ) - ☆kon☆さん» コメントありがとうございます(T_T) もうほんっとにこちらは私の好き勝手書いてるのでそう言っていただけてとても嬉しいです(T_T)！！恐れ多いお言葉も嬉しすぎます…こちらこそ本当に読んでくださりありがとうございます☻ 更新頑張れます❤︎笑 (2023年3月6日 0時) (
レス) id: b6f7e28a9f (このIDを非表示/違反報告)
☆kon☆(プロフ) - コメント失礼します！今まで中々読めなかった方の小説を読めてとても嬉しいです！！語彙力がついてこないのですが、丁寧な描写やストーリー展開がとても好きです！何度も読み返してニヤニヤしております☆応援しておりますのでこれからも更新頑張って下さい！ (2023年3月4日 0時) (レス) @page9 id: 3782f3d41e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ | 作成日時：2022年10月17日 20時
