眼光紙背に徹す ページ18
(さらば❤︎森田さん)
番組の打ち上げでスタッフさんと共演者さんとお酒を共にする。
お酌なんていうのは時代錯誤だけど、私みたいな底辺アイドルはプロデューサーさんやディレクターさんにとにかく挨拶しまくる。
結果「隣座る？」と声を掛けられたら長話に付き合わなきゃいけないのだけれども。
この番組で知り合い、付き合う事になった彼氏である森田さん。
彼はお酒を飲まない。
そしてこの場に居る人には周知だから飲ませる人もいない。
それに引き換え私は
飲めないけど、空気を読んで飲みまくる。
しょうがない、いつだって気に入られて次も呼ばれたりするのは飲める女の子なのだ。
プロデューサーさんがくだを巻き始める頃、私もそろそろ限界という所でお手洗いにたった。
ここからは私が居ても居なくても何も覚えてないだろう。
今日もやり切った。
「はあ、」
ため息をついてお手洗いを出ると森田さんが立っていた。
「A大丈夫か？めっちゃ飲んでたけど」
心配して来てくれたのはわかるけど、けろっとしてる森田さんにこの時だけは少しだけイラつく。
「大丈夫です」
「いや、顔めちゃくちゃ赤いし、あかんやろ」
しょうがないじゃん、飲まなきゃいけないんだし。
「大丈夫ですって」
「心配してんねん、何イラついてんの？」
「イラついてません」
「可愛くないなあ、おい、戻んな」
話しながら戻ろうとすると引き止められる。
ただ返事してるだけなのに可愛いとか可愛くないとか、関係なくない？
「ほっといて…」
まあ、こんなこと言う女は可愛くないか。
そんな返事をして振り払った手は、すぐに森田さんに繋ぎ止められた。
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ぴぴ(プロフ) - ☆kon☆さん» コメントありがとうございます(T_T) もうほんっとにこちらは私の好き勝手書いてるのでそう言っていただけてとても嬉しいです(T_T)！！恐れ多いお言葉も嬉しすぎます…こちらこそ本当に読んでくださりありがとうございます☻ 更新頑張れます❤︎笑 (2023年3月6日 0時) (
レス) id: b6f7e28a9f (このIDを非表示/違反報告)
☆kon☆(プロフ) - コメント失礼します！今まで中々読めなかった方の小説を読めてとても嬉しいです！！語彙力がついてこないのですが、丁寧な描写やストーリー展開がとても好きです！何度も読み返してニヤニヤしております☆応援しておりますのでこれからも更新頑張って下さい！ (2023年3月4日 0時) (レス) @page9 id: 3782f3d41e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ | 作成日時：2022年10月17日 20時
