中2は紅一点！

仲直り ページ46

「美桜ちゃん！瑞稀がね！」

美「あのシーンで何かあったの？」

「あのね！あ、あの…
本当に、しちゃった…」

美「え！？顔ずらしたんじゃないの！？」

「そこで手違いが起きて…」

美「さぁちゃん今いくつ？」

「14歳。」

美「…え、もしかして…？」

「うん、初めて」

美「よし、監督に訴えようよ！笑」

「いや、別にいいって笑
それに、逆に考えたら他の人に取られるよりマシかなって。」

美「まあ、ずっと一緒にいる人だしね…ってええ！」

「何？」

美「2人ってリアルで幸と叶の関係とか？」

「あぁーそういう感じのゆうぴっぴにも言われた！
んーでもよく分からないんだよね、好きっていう感情が」

美「じゃあ自分で気づけないんだー？」

「じゃあ、美桜ちゃんから見た私たちってどう？」

美「初めて会った時はもしかして？って少し思ったよ。
でもまあ2人とも忙しいしないのかなーって」

「んー私って瑞稀の事好きなのかなー」

瑞「なんの話してるの？」

「あーあー関係ないです！」

瑞「…え？」

美「まぁ、気にしないであげて…ね？」

瑞「あぁ…うん…
あと、さぁ、さっきは…」

「んーん、いいよ、別に」

瑞「いやぁでも…」

「だってさ、逆に変な人っていうかよく分からない人とか、そういう人にされるよりも、ずーっと一緒の瑞稀にされる方がマシっていうかなんていうか…さ？」

瑞「んー…」

「それに、撮影中に起きたミスじゃん。
わざとだったらそりゃあもう瑞稀とは話したくなくなるけど、瑞稀はそんな人じゃないって分かってるから」

美「さぁちゃんもこう言ってることだしさ、次だよ次！頑張ってこー！」

瑞「「うん！」」

「あ、でも代わりになんかおごってね！」

瑞「もちろん！じゃあ今日は？」

「確か大丈夫！
あと今度瑞稀の家にお泊りしたい」

瑞「ぜひどうぞー」

美「さぁちゃん瑞稀くんの弱み握ってるみたい笑」

「こういう時にお願いしとかないと笑」

瑞「てか映画で見たらバレるかな…？」

「監督ー！さっきの所確認させてください！」

監督「いいよー」

という事で映像を確認！

大丈夫そう…かな？

美「まあ知らない人は分からないんじゃない？本当にしてるって」

「フリうまいなー的な？笑」

瑞「まあ、その時はその時に」

「どうにかしてくか！」

スタッフ「次のシーン撮りまーす！」

瑞・美「「「はーーい！！！」」」

さあもういっちょ頑張りますか！

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