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注文したアッサムティーが届いたから飲む｡うん美味しい｡
でも紅茶の種類なんてよく分からないし､実はこれアッサムではなくダージリンなんですと言われても多分私には違いが分からないだろう。
いつかグルッペンみたいに気分によって飲む茶葉を変えてみたいものだ｡なんか優雅でお洒落だし｡
｢黒田さんってグルッペンと仲ええよな？｣
｢そうだよ｣
｢俺グルッペンと仲ええんやけど､よく黒田さんの話聞いてて話してみたいと思っててん｣
｢どんな話してたの？｣
それは…と言いづらそうに口を濁すトントンに､もしかしてグルッペン恋バナしてた？とくだらない考えが浮かぶ｡
そんな訳ないかと私の事が好きとか〜？と茶化すように言えば､トントンは分かりやすく目線を逸らし､ちゃうで…と返した｡
いやその回答はまさしくそうじゃん｡こいつ隠し事下手くそかよ｡
｢まぁ薄々勘づいてたしいいよ｡やっぱそうなんだ｣
｢結構分かりやすいもんなぁグルさん｣
君も分かりやすいよとは流石に言わなかった｡
私が勘づいてるのであれば別に隠さなくてええかとトントンはグルッペンから聞いた私の話をしてくれる｡
毎朝起こしに行くのが楽しみだったとか2年でクラスが離れてしまったから3年は同じになるべく既に先生にお願い(圧)してるとか､そういう話｡
｢黒田さんはグルッペンの事好きちゃうん？｣
｢友達としてなら好きかな｣
｢ほーん｡御付き合いはしたくないんやな｣
｢したくないね｣
｢普通の女子高生はああいうイケメンと付き合いたいんちゃうの？｣
普通の女子高生って､君何処から目線なのそれ｡
もしグルッペンのような見目麗しい好青年を好きになるのが普通であるのならば確かに私は異端な方だろう｡
まぁ私もふとした瞬間にイケメンだなとかカッコイイなとかは思っちゃうけど｡私の決意が揺るがなすぎるからときめかないんだよね｡
グルッペンが私の事が好きでも私はそれに応えないし､まだ16年の人生で将来の相手が見つかる確率なんて低いんだし1度の気の迷いだと思ってくれれば良い｡
まぁ､私がグルッペンと付き合わない理由なんてバカップルなんかになってたまるかよ！の以前に1つあるのだけど｡
｢私､黒髪の男性が好きなんだよね｣
さらさらブロンドヘアのグルッペンも素敵だけどね｡
やっぱり自分の癖には正直だし､バカップルにならなそうな相手の髪色が何色でも受け入れるけど､あわよくば黒髪がいい｡
そして細マッチョ｡これが私の中の最高方程式｡
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お豆腐 - バカップルwwwすごくおもしろくてすきです、とくにざますからのあざますがすきです。 (2023年2月25日 0時) (
レス) @page13 id: 8c6028ae84 (このIDを非表示/違反報告)
Origami(プロフ) - コメント失礼します！こういった話好きなので毎回楽しみながら読ませていただいてます!!これからも頑張ってください！ (2023年1月25日 7時) (レス) id: 93f1beb074 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - はじめまして！！とても面白いお話をどうもありがとうございます、！いやぁ、このバカップルっぷり、最高っすね！！更新楽しみに待ってます！！ (2023年1月18日 14時) (レス) id: d286af4d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：srice､ | 作成日時：2023年1月15日 15時
