主人公なら (ページ10)

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昼休み。

購買で買い終わってひーちゃんを待ってたら近くに女子が来て嫌味を言われた。

これが現実。

漫画みたいに呼び出されて暴力を振るわれるなんてことはない。

現実の人間にはまだ良心があるから、普通の人は人を痛みつけることはできん。

私は言葉の暴力で返すけどな。

1枚上手に返事すると帰っていく女子。

それだけかよ。

他に言えることないんですか？って。

口には出さんけど、心の中で悪態をつく。

ひ「どうかした？」

「ん？
何もないよ？
行こ。」

ひ「うん」

不敵な笑みを浮かべてひーちゃんと歩き出す。

やっぱ、ひーちゃんって面白い。

こんな私とも仲良くしちゃうんやもんな。

そうこうしてるうちにほら、駿佑来たで？

駿「なんかあった？」

「...別になんもないけど？」

ねえ、口角上がってるの、私には見えたわ。

さすが。

私のことよく分かってる笑

駿「そう？
あ、今日も勉強して帰るけど一緒に帰る？」

「うん！」

駿「じゃあ迎えに行くな！」

「ありがとう！」

リア充感満載。

まーた敵増やしたかもしれん。

笑える。