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ひ「道枝くん。
ちょっといい？」
ひーちゃん。
駿佑に何吹き込む気？
まあ、ひーちゃんのことやから、悪いことは言わんはず。
ただ、二人っきりにさせるのは嫌やなぁ〜。
駿「あのさ、前まで言えんかったんやけど、道枝くんって呼ぶの辞めて？
みんな道枝って呼んでるし。」
ははっ
さすが駿佑。
やっぱそうやんな。
ひ「あ、ごめん。
...道枝。
あの、Aちゃんのことでちょっと話したくて。
Aちゃん、ちょっと道枝借りていい？」
「...うん。」
明らか嫌な顔を見せといたけど気にせず駿佑を持っていくひーちゃん。
ひーちゃん、ちょっと邪魔。
席に戻って、ひーちゃんが帰ってくるのを待つ。
真「道枝、どうしたん？」
「なんか、ひーちゃんが私のことで話したいことがあるとかなんとか。」
真「なにそれ。
もしかして、ひーちゃん道枝のこと好きやったんちゃん？」
「うん、それは、多分。
なんか吹き込む気かな。」
真「気をつけや。」
「...うん。」
大丈夫。
私の方が有利。
「っあ。
ひーちゃんおかえり。」
ひ「うん。」
「駿佑に何言ってたん？」
そんなこと普通に聞いても吐くわけないのに。
外面の自分は、随分お人好しみたい。
ひ「ちょっと、ね。
でも、変なことは言ってない。
心配しんで。」
バカみたい。
心配なんかするわけないやん。
「なに？それ。
今後あんま駿佑に構わんといて。」
ひ「ごめん...」
ひーちゃん。
友達でも、抜け駆けは許さんよ？
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作者名：ありな。 | 作成日時：2019年4月9日 11時
