深澤先輩の噂の彼女

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深澤 Side



深「ねー、Aちゃーん？」

『…知らないっ！』



調子乗ってチューしまくったらAが口聞いてくれなくなっちゃった。


だぁってさ、斎藤も目黒もいなくて、教室にかあいい彼女と2人だよ？

そりゃあ男ならチューしたくなるっしょ。

むしろチューだけで終わったことを褒めてほしいね。



『いつ目黒くん戻ってくるかわかんないのに！』

深「サッカー部の顧問話長いから大丈夫だって」

『だからって、』



なんだかんだ言ってAも口開けてたしノリノリだったじゃん。

…って言ったらまた怒られるから言わないでおこ。


ぶつぶつ怒るAを宥めてたら、目黒が帰ってきた。



目「すんません、戻りました」

深「おーおかえりー。長かったな」

目「うちの顧問話長いんで…」



ほらな。

っていうのをAに目で訴えかけたらちょっと睨まれた。



目「Aちゃん、ただいま」

『おかえり目黒くん』

目「深澤先輩と2人で大丈夫だった？」

『だ…、』



大丈夫じゃないけど、って顔してる(笑)



深「どーいう意味だよ(笑)」

『…2人とも黙々と作業してたよ！』



そういう割にあんま進んでないんだけど、



目「そっか、よかった」



目黒は気づいてないみたい。

…目黒がバカでよかったな。




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