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卒業式前日。
としみつとのことも時効になり始めた時。
今日は野球部のお別れ試合をするらしい。
なぜ今なのだ…。
変な時期だなと考えていると、久々にユニフォームを着たとしみつが目に入る。
かっこいいなぁ。
なんだかんだ一番似合っていると思っている。
多分好きな人補正だろうけど。
みんなが楽しく試合をしているのをみて私もすごく嬉しかった。
と「おーい！」
『今スコアブック書いてるんで呼ばないでくださーい』
と「ばか、聞けって！」
『あーも！何？アクエリはそこにあるよ！』
と「ちげぇよ！ほら、これ持って」
『え？』
と「はい、ヘルメット被って」
『わっ、なになに？！』
ヘルメットを無理やり被らされ若干耳が痛い。
バットを持って連れられた先はバッターボックスだった。
ま、まさか…。
と「よーし、我らがマネージャーがホームラン打つぞー」
『ちょ、待って待って！私が打つの？！』
大翔「今まで散々文句言ってきたんだから打たねぇわけがねぇよなぁ？笑」
部員A「そーだぞー、ホームラン以外許さねぇからなー」
『もう！あんた達はいっつも急なんだから！！』
みんなニコニコして私を見ている。
くっそ。…でも、
こうなったらやるしかない。やってやろうじゃん
ニヤッと少しだけ笑い、大声で守備をしている後輩たちに叫ぶ。
『お前らあー！私が打てたら練習不足ってことで外周20周させるからなー！！』
後輩A「はぁ？！まじっすか！？」
後輩B「相変わらずあの人鬼畜なんだけど！！」
爆笑する3年生。
自分たちはなんにもないって思ってるでしょ。
3年生の方を向き、バットで指す。
『もちろん、私が打てたのに他の3年が打てなかったら何してたんだってことで素振り150回ね』
と「はぁ？！嘘だろ？！」
大翔「さすがAだな笑」
部員B「まじかよ、お前めっちゃ速い球投げろ！！」
後輩Ｃ「プレッシャーやめてくださいよぉ。」
全体が笑いに包まれる。
運動神経は言い訳じゃないが、野球はずーっと観てきたし、練習も間近で見てきた。
緊張する中、しっかりとボールを見極める。
ここだ。
キーンｯといい金属の音が鳴り一塁目掛けて全力で走る。
やったぁ！
結果はフライだったがレフトの前に落ちた。
『さぁ、1、2年は終わったあと外周ね♪』
くそぉ！！と部員が次々に叫ぶ。
『再開しよっ』
ニコニコで機嫌よく言う私にみんなうなだれた。
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Chaco(プロフ) - みぃさん» 私の作品がみぃ様の刺激になれたことを嬉しく思います。これからも愛読させていただきますね！ (2021年3月1日 11時) (
レス) id: 18abaab481 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - Chacoさん» コメントありがとうございます。そうです！そのみぃです！Chaco様の作品に刺激されて私も書いてみようと思い書いてみました！好きって言って貰えると凄く嬉しいです…。ありがとうございます！ (2021年2月28日 9時) (レス) id: 6a3ff33921 (このIDを非表示/違反報告)
Chaco(プロフ) - こんにちはChacoです。もしかして私の作品にコメントくださったみぃ様でしょうか？お話とっても好きです。更新頑張ってください！ (2021年2月28日 8時) (レス) id: 18abaab481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2021年2月24日 22時
