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放課後。
教室に残っている人も少なくなり帰ろうとしていた時、ドアにもたれかかっている彼に気がついた。
ドキッとしたのを隠して彼の横をすり抜ける。
と「なぁ。」
するととしみつに声をかけられた。
『な、何？どーしたの？』
と「たまには一緒に帰ろ」
『…てつやと帰りなよ。』
と「お前と帰りてぇんだよ、分かれや」
そんなこと簡単に言わないで欲しい。
また、期待したくなる。
避けていたけど、さすがにここで断るのも変なので承諾する。
帰り道、冬なので夕日で綺麗なオレンジに染まっていた。
と「久々だな？」
『うん、そうだね』
と「俺の事、避けてたろ？」
『うん。ごめん。』
ここで嘘をついてもしょうがないので素直に謝る。
『どう接したらいいか分からなかった。』
と「嫌だった？」
『そうじゃないけど。』
と「そっか。」
沈黙する。時間だけが過ぎていってた。
と「ごめん」
『は？』
言ってる意味がわからなかった。
と「あの時はごめんな」
そこで私は頭が真っ白になった。
何か喋っているのはわかった。
このことに対する言い訳のような話し方をしている。
でも私には何も入ってこなかった。
怒りがふつふつと湧き上がる。
なんで？どうして？
何に謝ってるの？
どういうこと？
私がとしみつを好きってわかったってこと？
だからからかってキスしたってこと？
何それ、ばかにしてんの？
振り回されまくってるじゃん。
そんなとしみつに腹が立ち、
気づくと私はとしみつの頬を叩いていた。
あの時の劇の代わりみたいに。
驚く彼の顔。
『としみつなんて大っ嫌い！！』
色々な感情が混ざって泣き出す私。
それを見てなんとも言えない表情になる彼。
としみつが困惑してるのがわかった。
そして悲しそうな表情にかわる。
と「そっか。ごめんな」
謝るのが苦手な彼が簡単に謝り、すぐ怒る彼が叩いても怒らなかった。
彼らしくない。
だからこそ、その"ごめん"という言葉が、私に罪悪感を与えた。
と「もう、あんま関わらねぇわ。」
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Chaco(プロフ) - みぃさん» 私の作品がみぃ様の刺激になれたことを嬉しく思います。これからも愛読させていただきますね！ (2021年3月1日 11時) (
レス) id: 18abaab481 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - Chacoさん» コメントありがとうございます。そうです！そのみぃです！Chaco様の作品に刺激されて私も書いてみようと思い書いてみました！好きって言って貰えると凄く嬉しいです…。ありがとうございます！ (2021年2月28日 9時) (レス) id: 6a3ff33921 (このIDを非表示/違反報告)
Chaco(プロフ) - こんにちはChacoです。もしかして私の作品にコメントくださったみぃ様でしょうか？お話とっても好きです。更新頑張ってください！ (2021年2月28日 8時) (レス) id: 18abaab481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2021年2月24日 22時
